【MLB】レッドソックス1-3ジャイアンツ(5月2日・日本時間5月3日/ボストン)
5月1日(日本時間(5月2日)に米・マサチューセッツ州ボストンのフェンウェイ・パークで行われたボストン・レッドソックス対サンフランシスコ・ジャイアンツの一戦で、元・北海道日本ハムファイターズの上沢直之が初登板。微妙な球速差のあるスプリットで空振りを奪うなど、2回を投げて被安打0という完璧なリリーフを見せた。
1-3、レッドソックス2点のビハインドで迎えた8回表、この回の頭からマウンドに上った上沢は、まず先頭の2番ホルヘ・ソレアに対しては、内角高めのスプリットを2球続けて三塁フライを打たせることに。まずは手堅く1死を奪うと、続く3番のウィルマー・フローレスに対しては、初球に外角低めのストレートでストライクを奪いつつ、2球目は外角高めにボール気味のスプリット。これで外の球を意識させた上で、カウント1-1からの3球目は、内角ギリギリのところへ投じたスプリットを打たせ、これも三塁フライに。テンポよく2死を奪うと、4番のマイケル・コンフォートに対しては、外中心の配球で追い込み、カウント2-2からの6球目、外角低め、ボールゾーンへと沈み込むスプリットで空振り三振に切ってとった。
上沢は続く9回のマウンド上でも、丁寧に投げ分ける投球であっさりと三者凡退。追加点を許してはいけない僅差のビハインドという場面で、完璧ともいえる投球を披露することに。なお、この日、上沢が打者6人に対して投じたのは全19球。そのうち、スプリットは12球と、かなりの比率を占めているものの、同じスプリットでありながらも、130km/h台前半のものと、130km/h台後半、最速140km/hの微妙な球速差のあるスプリットを使いわけ、さらにそれをコーナーを含めて丁寧に投げ分けることで、ジャイアンツ打線を翻弄した形となった。
こうした上沢の好投に、日本の野球ファンも大注目。ネット上の野球ファンからは「繊細な投球やなぁ」「こういう真面目にコツコツやるタイプ好きやわ」「派手さはないのになにげに打てないんよな」「省エネピッチングもいい感じでハマりそうやね」「なにげに回転数も高いしな。」「このタイプはメジャーでイケるのかもわからん」「松戸のダルビッシュがメジャーのダルビッシュになってまうw かぶっちゃうやんw」「でも真面目にダルビッシュ型になったら無双するんやないか」「魔球一門の仲間入りやな」といった様々な反響が巻き起こっている。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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