【MLB】メッツ0-1カブス(5月1日・日本時間5月2日/ニューヨーク)
5月1日(日本時間(5月2日)に米・ニューヨーク州ニューヨークのシティ・フィールドで行われたニューヨーク・メッツ対シカゴ・カブスの一戦で、カブス・今永昇太が披露した頭脳派奪三振ショーが、ネット上の野球ファンの間で話題となっている。
1-0、カブス1点のリードで迎えた6回裏・メッツの攻撃。この回先頭の1番タイロン・テイラーに対し、今永は真ん中低め、ボール気味のスプリットを微妙に内へとズラしながら2球続け、ファウルを打たせることに。テイラーをたった2球で追い込むと、カウント0-2からの3球目、外角高めに外した釣り球のストレートで空振り三振に。この場面で今永は、打ってもヒットになりにくい低めのコースへ、129km/h、131km/hのスプリットを2球投じてあえてファウルを打たせることで、打者の目線と意識を下に向けさせ、その状態で3球目のストレートを外角高めの遠いところへと投じることで、打者の目線を惑わせて振りに行かせるという“巧妙な釣り”が奏功した形となった。
なお、このウイニングショットとして投じたストレートは146km/hと、驚くほど速いという球ではないが、そもそも今永が投じるボールの回転数は、MLB平均の2288.3よりも多い2424.3と、打者目線では微妙に伸びるストレート。それを身長約177.8cmと、MLBの投手の中ではかなり小柄な今永が投じることでさらなる幻惑効果が生じ、ストレートと同じように、スプリットやスライダー、カーブ、ツーシームといった変化球を織り交ぜてくるという厄介さを併せ持っているため、結果として今永は、ストレートの被打率.137、被長打率.233という、MLB屈指のストレートが打てない投手となっているといえそうだ。
160km/hの剛速球も投げなければ、30cm以上の落ち幅があるフォークを投げるわけでもないにもかかわらず、自分の強みを最大限に活用した頭脳的なピッチングで、MLBトップの5勝、防御率0.78という圧倒的な成績をマークしている今永。そんな今永による痛快な奪三振ショーに、ネット上の野球ファンからは「バッター達がキレてるなw」「上原とかもそうやったけど、140km/h台でも打てないストレートってすげえ」「配球と制球って大事なんだなって改めて思うわ」「リリースポイントが相当低いんやと思うわ」「やっぱ頭がええ投手は大成するんよ」「回転数って極端に多いか極端に少ないかじゃないとあかんよな」「無双しすぎ」「NPBの時よりスゴいな」といった様々な反響が巻き起こっている。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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