Mリーグ機構は、「朝日新聞Mリーグ2023-24」ファイナルシリーズ5月6日の第1試合に出場する4選手を発表した。上位4チームによる全16戦のスプリントレース。長いシーズンも、残り8日間で全てが決着する。どこが優勝してもリーグ初、2度目のV。優勝シャーレを再び手にするのはどこか。
レギュラーシーズンに続き、セミファイナルシリーズも首位で通過したU-NEXT Pirates。セミファイナルではなかなかポイントを伸ばせなかったものの、それでもしっかりキープを続け、最後にもうひと伸びして首位通過と、盤石の運びだった。レギュラーシーズン、セミファイナル、そしてファイナルと全て1位の「完全優勝」なら史上初。瑞原明奈(最高位戦)は偉業に向けての第一歩を踏み出す。
セミファイナルを怒涛の勢いで駆け抜けたのがEX風林火山。連日トップを取り続け、一時は首位にも躍り出たほど。ポイント半分持ち越しのルールもあって、首位U-NEXT Piratesとの差もほとんどなくなった。先発する松ヶ瀬隆弥(RMU)がセミファイナル同様に調子に乗れば、快進撃はまだ続く。
3位に食らいついたという印象のKADOKAWAサクラナイツ。セミファイナルでは、ものすごく目立った選手はいなかったものの、それぞれが役割を果たす形で2年ぶりのファイナル進出を決めた。ただし優勝するには1人、もしくは2人、圧倒的な勢いを持つ選手が必要。岡田紗佳(連盟)は今年のラッキーガールになれるか。
苦しいシーズンを何度も乗り越えて、ファイナルの舞台に戻ってきた感がある赤坂ドリブンズ。セミファイナルも最後は少しヒヤリとする場面もあったが、レギュラーシーズンで取り戻した自信が支えになったのか、しっかりとベスト4入りを決めた。初年度優勝チームがもう一度「強いチーム」というイメージを取り戻すために必要な栄冠。浅見真紀(最高位戦)が大事な初戦に挑む。
【5月6日第1試合】※成績はレギュラーシーズン
赤坂ドリブンズ・浅見真紀(最高位戦)個人25位 ▲107.2
EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)個人32位 ▲278.4
KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)個人6位 +212.0
U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)個人3位 +78.4
【5月2日終了時点での成績】※セミファイナルシリーズのポイントを半分持ち越し
1位 U-NEXT Pirates +274.6(0/16)
2位 EX風林火山 +256.1(0/16)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +43.4(0/16)
4位 赤坂ドリブンズ +18.9(0/16)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)