快進撃を予感させるに十分な勝ち方、サクラの姫君が笑顔でチームを牽引だ。プロ麻雀リーグ「朝日新聞Mリーグ2023-24」ファイナルシリーズ5月6日の第1試合はKADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)がトップを獲得。この場に向かうにあたり特訓を行い「過去一番の内容でやりたい」と臨んだ試合で見事ライバル三者を沈めた。
この試合は東家からU-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)、赤坂ドリブンズ・浅見真紀(最高位戦)、岡田、EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)の並びで開始した。岡田は東1局、カン3筒を引いて絶好の6・9筒待ちでリーチ。ドラが対子、赤1枚の大チャンスだ。これに同じくチャンス手でぶつかった浅見が一発で飛び込み、岡田はリーチ・一発・タンヤオ・赤・ドラ2の1万2000点を先制した。
次局は仕掛けて2000点を瑞原からロン。下位、そして上位と点棒をさらっていく。今期は“岡田様”と呼ばれるほどの活躍ぶり、そしてこの最終決戦にもしっかり準備をして臨んだその成果が表れていく。トップを譲らずオーラス、南4局1本場は自ら仕掛けてアガりをゲット、初陣を快勝で飾った。対局スタジオを後にする際には、“ダブルピース”でファンを沸かせる一幕も。
試合後は「セミファイナルでは不甲斐ない成績になってしまったので、ファイナル初戦を任されたからには、何でもいいから結果が欲しかった」とニッコリ。試合直前には堀慎吾(協会)から涙が出るほど痛い張り手で気合を注入してもらったことも明かし、これにはファンも大笑い。またメイク室で清めのスプレーをかけてもらった談話もあり、あらゆる準備がこの勝利につながったことを笑顔で振り返った。
一昨年の優勝時は、精神的支柱だった元メンバー沢崎誠(連盟)を欠く中で堀が獅子奮迅の活躍。今年は自分が引っ張るという思いも強い。「実はファイナルは個人で7戦目、初めてトップを取ることができて本当にうれしいです!まだポイント差はだいぶありますが、1戦でもトップを取ることが光になる。これから他の選手も私も頑張りますので最後まで応援よろしくお願いします!」と笑顔でファンへメッセージを伝えると、快勝を見届けたファンからは「良い内容だったよ」「本当にかわいい!」「おめでとう!」「岡田ナイス!」「今年は強いねー」と次々に歓声が寄せられていた。
【第1試合結果】
1着 KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)4万9600点/+69.6
2着 EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)2万1400点/+1.4
3着 赤坂ドリブンズ・浅見真紀(最高位戦)1万5000点/▲25.0
4着 U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)1万4000点/▲46.0
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)