Mリーグ機構は、「朝日新聞Mリーグ2023-24」ファイナルシリーズ5月7日の第1試合に出場する4選手を発表した。前日、大きくポイントを減らし、4チーム中唯一マイナス域に転落した赤坂ドリブンズ。ポイントが大きく動く直接対決とはいえ、これ以上差をつけられると、2度目の優勝シャーレが遠のいていく。ファイナル2日目、巻き返すなら今しかない。
セミファイナルシリーズを4位で通過した赤坂ドリブンズは初日からダッシュをかけたかったが、結果はマイナスを一気に背負うことになり、他チームから一歩後退。首位のU-NEXT Piratesまでも約370ポイントの差がついた。優勝するには残り14戦でトップ7回というような快進撃が必要だ。渡辺太(最高位戦)はセミファイナルで麻雀人生の中でも大きなものになると語ったトップもあった。早くもそれを上回るような大勝負の時が来た。
ファイナル初戦で幸先よくトップを取り、頭一つ抜ける上位2チームに食らいついたKADOKAWAサクラナイツ。まだ少し差はあるが、残り試合数を見ても十分に逆転可能な範囲だ。一気に2チームを抜き去ることは難しいだけに、まずは2位浮上を目指していきたいところ。内川幸太郎(連盟)はレギュラーシーズン、セミファイナルとなかなか目立つ機会が作れなかった。2度目の優勝に向けて、やはりリーダーらしい活躍で仲間を導きたい。
セミファイナル20戦で10勝と猛烈な勢いで勝ちまくったEX風林火山。ファイナル初日こそトップはなかったが、まずは無難なスタートを切った。首位U-NEXT Piratesとは1試合で逆転可能な範囲。3チーム、さらには4チームが僅差の大混戦より、2チームの競り合いに持ち込む方が理想だろう。躍進の中心にいた二階堂亜樹(連盟)が、ここでもキャリアハイを更新するような圧勝を収めるか。
ファイナル初日をラス、トップと荒波をくぐり抜けたU-NEXT Pirates。2度目の優勝に向けて、常に追われる立場が続くのも苦しいが、圧倒的に突き抜けてしまえば各チーム、優勝よりも1つでも上の順位を取りに行く動きも出る。仲林圭(協会)はファイナル初登場。ライバルチームの心を折るべく圧倒的な勝利を狙う。
【5月7日第1試合】※成績はレギュラーシーズン
赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)個人12位 +36.2
EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)個人27位 ▲123.6
KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟)個人31位 ▲204.8
U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)個人4位 +266.5
【5月6日終了時点での成績】
1位 U-NEXT Pirates +310.1(2/16)
2位 EX風林火山 +256.6(2/16)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +88.9(2/16)
4位 赤坂ドリブンズ ▲62.6(2/16)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)