将棋の藤井聡太名人(竜王、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)に豊島将之九段(34)が挑戦する第82期名人戦七番勝負は5月9日、東京都大田区の「羽田空港第1ターミナル」で第3局2日目の対局が行われている。ABEMAの中継には、脇田菜々子女流初段(27)が出演。同じ愛知県出身で、幼少期の藤井名人と対戦した経験があり「めちゃくちゃ棒銀が強かったんですよ!」と当時を振り返った。
愛知県一宮市出身の脇田女流初段が藤井名人と初対戦したのは、名人が幼稚園児の頃。以降、東海研修会でも対戦経験があり、幼少期の藤井名人を知る貴重な存在だ。中継に出演した脇田女流初段は、「藤井名人は昔から棒銀を得意とされていた」と回顧。名人戦第3局の大舞台で藤井名人が棒銀戦法を採用したことに驚いた様子だった。
ともに中継に出演した高橋佑二郎四段(24)は、「棒銀は将棋を始めた方が最初に覚える戦法。自分も棒銀を最初に覚えました。飛車が成り込めばその先の展開もわかりやすので、初心者の方にもおすすめです」と解説。長く親しんできた戦型とあり、「基本の棒銀が名人戦の舞台で出るということは感慨深いですね」と笑顔を見せた。
脇田女流初段は、少年時代の藤井名人を「めちゃくちゃ棒銀強かったんですよ!」と紹介。さらに、「藤井名人が棋士になられてから、この棒銀が見られるとは思ってなかった」とコメントしていた。
この話題にファンも興味津々。「初心者の勉強も最高峰の名人戦に繋がるってね」「初心に帰ったのか、聡太」「棒銀小僧だった聡ちゃん」「愛知の星」「棒銀て楽しいよね」「棒銀があるから将棋は覚えやすい」「俺も最初は棒銀」と様々な声が寄せられていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)