Mリーグ機構は、「朝日新聞Mリーグ2023-24」ファイナルシリーズ5月9日の第1試合に出場する4選手を発表した。2日目を終えた時点でプラスが3チーム、マイナスが1チームと、それぞれの立場がはっきりし始めてきたが、大きな変動が起きるなら今のタイミング。待っている未来は2強か、三つ巴か、それとも4チームによる大混戦か。
首位を走るU-NEXT Piratesだが「首位安泰」というリードはもうない。2位と101.7ポイント差では、1試合でもひっくり返るほど。2度目の優勝には、さらに突き放す必要がある。前回トップの仲林圭(協会)は憧れの優勝シャーレを見ながらの戦いにテンションアップ。今夜も勝って、さらにシャーレに近づくか。
2位のEX風林火山はファイナル4戦で未勝利ながら、ぐっと堪えている。怒涛の勢いで勝ちまくったセミファイナルシリーズそのままというわけにはいかないが、1つトップを取れれば一気に優勝へのムードも高まるというもの。Mリーグでの優勝が最も欲しいタイトルと語る松ヶ瀬隆弥(RMU)が、熱い気持ちで卓に向かう。
KADOKAWAサクラナイツは、すぐそばに2位が見える3位に。デイリーダブルでも決めようものなら、いきなり首位浮上まである。前回出場時にトップを取り、ようやくファンお待ちかねのダブルピースを決めた岡田紗佳(連盟)だが、個人連勝を決めた後では、ダブルピースでは足りないかもしれない。
踏ん張りどころなのは赤坂ドリブンズ。1チーム大きく離されているが、まだファイナル前半なのが救い。ここから連勝街道をひた走れば、歴史的な逆転優勝まで見えてくる。口火を切るのは園田賢(最高位戦)。まずは並びなど気にせず、自分がトップを取り弾みをつけることだけを考えたい。
【5月9日第1試合】※成績はレギュラーシーズン
赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)個人8位 +205.1
EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)個人27位 ▲278.4
KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)個人6位 ▲212.0
U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)個人4位 +266.5
【5月6日終了時点での成績】
1位 U-NEXT Pirates +301.1(4/16)
2位 EX風林火山 +199.4(4/16)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +165.6(4/16)
4位 赤坂ドリブンズ ▲73.1(2/16)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)