5月12日から東京・両国国技館で開催される大相撲五月場所に先立ち、4月30日に新番付が発表された。三月場所に新入幕としては110年ぶりとなる幕内優勝を果たした尊富士(伊勢ケ濱)は、番付を十一枚上げて前頭六枚目に。また新入幕から2場所連続で11勝を挙げた大の里(二所ノ関)が、昭和以降2番目に早い所要6場所という異例のスピードで新三役の小結に昇進した。若手力士の台頭が目立っている中で、来る五月場所に向けて幕下以下の注目力士を紹介する。大阪・エディオンアリーナで行われた三月場所で、一瞬の妙技によって体重差74キロ対決を制した20歳の浪速武蔵(武蔵川)。