【MLB】パドレス4-0ドジャース(5月12日・日本時間13日/サンディエゴ)
胸を張り、叫ぶ姿はもはやレスラーばりの特大リアクションだ。パドレスのダルビッシュ有投手が、超強力ドジャース打線を相手に7回2安打無失点7奪三振1四球と、ほぼ完璧な内容で今季3勝目(1敗)をあげた。これで日米通算199勝と、大台の200勝に王手をかけたが、大谷翔平投手が腰の張りで欠場したとはいえ、30球団でも屈指の打線を封じ込めると、マウンド上ではレスラーもびっくりの雄叫び。ファンからは「何回目の全盛期?」との声も飛んだ。
今年で38歳になり、プロアスリートとしてはベテランの領域に入っているダルビッシュが「悪の帝国」とまで呼ばれることがあるドジャース打線を、ほぼ完璧に抑え込んだ。大谷が欠場したとはいえ、1番ベッツ・2番フリーマンというMVPコンビから始まり、その後にも打率3割超、2ケタ本塁打など、他のチームなら即主力という打者が並ぶ中、常時150キロを超えるストレートにカーブ、シンカー、スライダーなどをうまく織り交ぜ、5回2死までパーフェクト。地元ファンからは、早くも偉業達成を予感するざわめきも起き始めるほどだった。
最高の見せ場となったのは6回だ。ベッツにこの日2本目のヒットとなる二塁打を浴び1死二塁のピンチ。フリーマンをフライアウトに打ち取った後、3番スミスと対戦した。捕手ながら勝負強い打撃に定評があるスミスに対し、ラストボールとなったのは内角高めへのストレート。94.9マイル(約152.7キロ)を計測した力強い球にスミスのバットが空を切ると、ダルビッシュはマウンド上で1回、2回と雄叫び。それもガッツポーズどころではなく、両腕を曲げ、胸を張り、「どうだ!」とばかりに絶叫した。
6回の難所をくぐり抜けたダルビッシュは7回も投げきり、今季最多の101球で3勝目。まさに衰え知らずの快投劇。さすがにピークは過ぎただろうと思っていたファンからも、ここからが本当の全盛期なのではと驚きの声が続出するのも無理はないほどの内容だった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
■大谷翔平 人気記事
・ドジャース(大谷翔平所属)試合日程・時間・放送予定 【2024シーズン】
・大谷翔平 成績・打席結果【2024シーズン】
・大谷翔平 ホームラン成績【2024シーズン】
・ドジャース大谷翔平 年俸推移・予想
・大谷翔平の速報・今日のニュースを見る
■Pick Up
・スポーツマーケティングで成功した“ライブ特化型広告”とは
・「ABEMA」のスポーツ×広告事例から紐解く “価値ある広告リーチ”
・「脳科学×AI」で切り開く、マーケティングの新しい可能性