Mリーグ機構は、「朝日新聞Mリーグ2023-24」ファイナルシリーズ5月13日の第1試合に出場する4選手を発表した。8日間・16試合の短期決戦も、いよいよ後半戦に突入。残り4日間・8試合で全てが決着する。首位から4位まで266ポイント差。まだまだドラマは起こり得る。
ファイナル開幕時から、ポイント微減のまま首位を維持したU-NEXT Pirates。ラスも引いているが、その分トップも取っており、大きな順位変動が起こる前に、うまく“帳消し”にしている。ここからの4日間はあっという間。ローテーションを気にするよりも、今状態がいい選手を率先して使うことになるだろう。先発・瑞原明奈(最高位戦)は、なかなか結果が出ないポストシーズンの呪縛を、自分の手で振り払う。
セミファイナルシリーズで怒涛の勢いだったEX風林火山も、ファイナルでは一進一退の攻防が続く。こちらもファイナル開始時からややポイントを減らし、後続に食らいつかれ始めている。過去の優勝チームは、どこも瞬間的に大爆発する選手が出ている。二階堂亜樹(連盟)は、優勝への扉を開く鍵を持つ者になれるか。
KADOKAWAサクラナイツは、ファイナル前半で約85ポイントの上積みに成功。しっかりと上位2チームに迫ったという意味では価値ある4日間だった。ここからは瞬間的にでも2位、さらには1位に躍り出て逃げ切りを狙うチームをさらに慌てさせたい。内川幸太郎(連盟)は今こそリーダーの威厳を示す時だ。
赤坂ドリブンズは苦しいながらもなんとか耐えている。唯一のマイナス域ながら、まだ首位と300ポイントも離れていないのは、苦境でも地道に素点、順位を稼いだ結果によるものだろう。やれることは全てやっている。後は牌が味方するか。園田賢(最高位戦)は初年度以来の優勝へ今夜も期待値を積み重ねる。
【5月13日第1試合】※成績はレギュラーシーズン
赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)個人8位 +205.1
EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)個人27位 ▲123.6
KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟)個人31位 ▲204.8
U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)個人3位 +378.4
【5月10日終了時点での成績】
1位 U-NEXT Pirates +257.2(8/16)
2位 EX風林火山 +215.9(8/16)
3位 KADOKAWAサクラナイツ +128.7(8/16)
4位 赤坂ドリブンズ ▲8.8(8/16)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)