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【映像】つばさの党による“演説妨害”の様子

 衆議院・東京15区の補欠選挙での「つばさの党」による街頭演説の妨害問題をめぐり、警視庁は13日、党本部や黒川敦彦代表の自宅などの関係先を家宅捜索した。公職選挙法違反の疑いだ。この件について、無所属で出馬、自身も妨害にあったという作家の乙武洋匡氏がコメントした。

【映像】つばさの党による“演説妨害”の様子

 黒川代表は13日、報道の取材に「表現の自由の中で適法にやっている」と述べている。乙武氏は「彼たちはそう言うが、あくまで他人の自由・権利を侵害しないことが大前提だ。他の候補者が演説する自由、有権者が演説を聞く自由を奪っていて、逸脱していると思う。また、私たちのボランティアの人が引き倒され、ケガをするなどしている。“暴力は振るっていない”とは言えないと思う」と批判する。

 選挙への影響については、「私が当選に至らなかったことに関して、彼たちの影響があったとは思わない。ただ、仮に特定の候補者を狙い撃ちしたとすると影響を与えかねない」とコメント。「彼らなりの“本当の正義”があり、そのための手段としてなら2000万歩譲って認められるが、“ビジネスでしょ?”と多くの人が思っている。それによって真剣に政治をしたい人の思いが踏みにじられるのは許しがたい」と述べた。

 捜査関係者によると、「つばさの党」の黒川代表など3人は選挙期間中に大音量で他の陣営の街頭演説を妨害したり、他の陣営の選挙カーを追尾して交通を妨げたりするなどしていたという。「自分の陣営だけを考えれば適当に答えて追い返せばいいが、それをやると彼らのやり方を認めてしまうことになる。これは避けなければいけないと思っていた」と明かした。

 これまでに複数の陣営から警視庁に被害相談が寄せられており、一部はすでに被害届を受理。警視庁は立件を視野に、家宅捜索などで押収した資料から選挙妨害の経緯を調べる方針だ。(『ABEMA Prime』より)

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