将棋の藤井聡太名人（竜王、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21）に豊島将之九段（34）が挑戦する第82期名人戦七番勝負第4局が5月19日、大分県別府市の「割烹旅館もみや」で2日目の対局が行われている。注目の第4局は挑戦者の豊島九段がわずかにリードした局面で夕食休憩に。午後5時から30分間の休憩後、いよいよ夜戦へと突入する。
藤井名人が初防衛を決めるか、後が無くなった豊島九段が一矢報いるか。注目の第4局は、先手の豊島九段が後手横歩取りに誘導。じっくりとした進行から難解な戦いへと突入した。強気の挑戦者に対し、藤井名人も対抗。豊島九段の用意の作戦とみられており、わずかにリードを保った状態で白熱の終盤戦へと突入した。
しかし、対する藤井名人も、相手に決め手を与えない緩急自在の指し回しを見せつけ終盤での混戦を目指しており、夜戦突入後は一瞬たりとも目の話せない激戦が見込まれている。豊島九段の構成を見たABEMA解説の高野智史六段（30）は、「長期戦、第2ラウンドを見据えているのでは」とコメント。クライマックスで勝利を手にするのはどちらか、注目したい。
持ち時間は各9時間。
【夕食メニュー】
藤井聡太名人 おにぎり（とりめし）
豊島将之九段 おにぎり（とりめし）、かぼすハチミツジュース
【夕食休憩時の残り持ち時間】
▲豊島将之九段 1時間12分（消費7時間48分）
△藤井聡太名人 1時間55分（消費7時間5分）
（ABEMA／将棋チャンネルより）
