<大相撲五月場所>◇十三日目◇24日◇東京・両国国技館
十三日目から再出場した十両八枚目・伯桜鵬(伊勢ヶ濱)が、令和の怪物の異名とはギャップ全開のキュートな化粧まわしで登場。新進気鋭の力士と愛くるしいキャラクターのギャップに、ファンも「カワイイ化粧まわし」と盛り上がった。
新型コロナウイルス感染により中日から途中休場していた伯桜鵬。今場所は二日目に右上腕二頭筋腱断裂の怪我も負っており、七日目までを終えて3勝4敗と黒星先行の厳しい展開に。“令和の怪物”とも呼ばれる伯桜鵬は新入幕の令和5年(2023年)七月場所で優勝争いに絡み、敢闘賞・技能賞をダブル受賞する活躍を見せながらも、肩の手術のため2場所連続で全休。幕下から再スタートを切って3場所目、これから幕内復帰を目指すという今場所で、大きな困難に直面していた。
そんな伯桜鵬が十三日目から十両残留を懸けて再出場することとなった。十両土俵入りで6日ぶりに姿を現すと、ひよこのキャラクター「ゲルぴよ」があしらわれたキュートな化粧まわしを披露。「ゲルぴよ」はゲル状素材「αGEL(アルファゲル)」の開発・製造・販売などを行う株式会社タイカのオリジナルキャラクターで、同社によれば「αGELの衝撃吸収力により割れずに助かったたまごから生まれたキャラクター」だそう。
“令和の怪物”伯桜鵬が愛くるしい「ゲルぴよ」の化粧まわしで登場すると、ファンは大盛り上がり。ネット上では「ゲルぴよだ!」「ピヨのカワイイ化粧まわし」「伯桜鵬、ゲルぴよの化粧まわしだ」「伯桜鵬関おかえり!! ゲルぴよ可愛い」「伯桜鵬の化粧まわしかっこいいね」と注目するコメントが相次いだ。
その後の取組では十両十枚目・白鷹山(高田川)と対戦。立ち合い手を出してきた白鷹山に押され土俵際まで詰め寄られるも、あてがってもろ差しになると必死に押し返す。いなされても堪えた伯桜鵬と厳しい突き押しを続ける白鷹山の白熱した攻防が繰り広げられた。だが終盤、負傷した右で上手を取った伯桜鵬は、死力を尽くして一気に前進。寄り切って見事に勝利し、再出場の相撲を白星で飾った。伯桜鵬は4勝5敗4休とし、十両残留に望みをつなげた。敗れた白鷹山は7敗目を喫した。
腕の怪我、コロナ感染と二重苦に苛まれながら再出場し、“怪物”らしい底力で勝利した伯桜鵬。その姿に、ABEMAの視聴者からは「よーやった!」「素晴らしい」「痛みに耐えてよくがんばった」「病み上がりなのにすごいね」「えーん泣ける」と称賛の声が続々と寄せられた。(ABEMA/大相撲チャンネル)