将棋の藤井聡太名人（竜王、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21）に豊島将之九段（34）が挑戦する第82期名人戦七番勝負第5局が5月26日、北海道紋別市の「ホテルオホーツクパレス」で行われている。昼食休憩後には対局室内の温度が上昇したか、藤井名人が室温調整を要請。立会人・屋敷伸之九段（52）が対応に当たった。
北海道紋別市を舞台に行われている第5局。シリーズ成績を3勝1敗で初防衛に“王手”をかけている藤井名人にとっては、本局を決着局とするべく深い集中モードで対局に臨んでいる。
昼食休憩明けには対局室の温度がやや上昇したか、藤井名人が記録係へ「部屋が暑いので、冷房を22度くらいにしてもらえますか」と声をかける場面があった。すると、ほどなくして立会人の屋敷九段が入室。「現状だと暖房の設定になっているので、冷房に切り替えますか？」と藤井名人へ確認を行った。冷房に切り替えるためにはホテル側での作業が必要となるため、藤井名人は「風が強くないようでしたら、窓を開ける形でも大丈夫です」と答えていた。
対局中、エアコンの温度調節が行われることがたびたびあるものの、立会人自ら窓を開けて対局者の要望に応える様子はやや珍しい光景だ。屋敷九段の対応に、視聴者からは「やしもんありがとう！」「和服だと調整難しいよね」「やしもんよろしく」「やしもんは安定感がある」「やっぱり暑かったんだ」と立会人へ労いのコメントが送られていた。
（ABEMA／将棋チャンネルより）
