親子ほど年齢の離れた“26歳差”女子ファイターがリング上で激突。勢いに乗る20歳の新星を相手に46歳ファイターがKOで敗れるも、激闘ぶりに反響が相次いだ。
5月26日に後楽園ホールで開催された「Krush.161」。大西日和(K-1ジム福岡チームbeginning)とaimi-(DANGER GYM)の対戦は、1ラウンドに2度のダウンを奪った大西が、3ラウンド得意の左ストレートでTKO勝ち。勢いに乗る若手有望株・大西に対峙したaimi-の戦いぶりにも注目が集まった。
福岡から来たプロ2勝の20歳の新鋭・大西と46歳・aimi-によるプレリミナリーファイト。やはり注目を集めたのは両選手の26歳という年の差だ。
しかし序盤、aimi-が前に出てアグレッシブに攻める。一方、大西が下がりながらカウンターで左ストレートを当てると開始30秒で最初のダウンを奪う。再開後、大西は遠距離から左ミドルを放つが、被弾しながらaimi-もグイグイ前に出る。しかし、aimi-は大西の左ストレートを貰って2度目のダウンを喫してしまう。大西は3度目のダウンを狙い畳み掛けるが、aimi-もガードし1ラウンドをしのいでみせた。
2ラウンドもスピードで勝る大西のペースだが、荒削りながらaimi-も下がらずローキックで対抗。決定打はないが「46歳で動けるのスゴイ」「ワイと同じ年やないか」「お母さん頑張れ」とファンから応援の声も多い。
解説の石川直生は「aimi-選手は1ラウンドは左ストレートで2度ダウン、反応出来てなかったですが、2ラウンド目からは反応できてるので貰っても倒れなくなった」としながらも「ここまでは大西選手の横綱相撲」と圧倒的な力量の差を指摘した。
最終3ラウンド、一段ギアを上げた大西は左ミドルを連発。aimi-の動きが止まると、そこに左ストレートを一閃。腰から砕けたaimi-を見てレフェリーが試合を止めた。試合後半は鼻血を出しながらも最後まで戦い抜いたaimi-に「ご苦労さま」と労いの声とともに「オーバーエイジの試合を組んでやって」といった声が相次いだ。