滝沢和典、積極参加モードで首位通過一番乗り「一戦一戦を大事に」2位通過は茅森早香/麻雀・Mトーナメント
【映像】初戦突破に笑顔がこぼれる滝沢和典

 トーナメントは積極性が大事。リーグ屈指の人気雀士が、アグレッシブな戦い振りで開幕戦を制した。Mリーガー、各プロ団体推薦者が出場する「Mトーナメント2024」予選1stステージA卓が6月3日に行われ、滝沢和典(KONAMI麻雀格闘倶楽部・連盟)がトップ・2着で首位通過。2着には初戦ラスからの挽回で茅森早香(セガサミーフェニックス・最高位戦)が入った。

【映像】初戦突破に笑顔がこぼれる滝沢和典

 第1試合は東家から滝沢、茅森、渡辺太(赤坂ドリブンズ・最高位戦)、そして団体推薦選手の仲田加南(連盟)の並びでスタート。東2局、滝沢はリーチ・一発・ツモ・ドラの8000点でリード。茅森の跳満でマクられるも東4局、ツモ・東・赤の5200点で再びトップ目に立つ。南4局2本場、ラス親の仲田に親倍満をツモられると全員が横一線。同3本場、滝沢はリーチ・平和・裏ドラの3900点(+900点)をアガり、裏ドラ1枚の条件を満たして逆転トップとなった。

 第2試合は東家から茅森、滝沢、渡辺、仲田の並びで開始。選択に悩む場面が多く、序盤はラス目に沈んでしまう。しかし東4局、ドラで風牌の西が対子のチャンス手を手にすると、これを門前で仕上げてリーチ。仲田から三色同順の高目が出てロン。リーチ・三色同順・ドラ2の8000点で原点復帰に成功した。茅森がその後抜け出すも、南3局にはタンヤオ・ドラ3の8000点でトップ目に迫り、南4局は茅森へ2000点を放銃して2着でフィニッシュ。開幕戦を首位で通過した。2位通過は茅森。

 試合後のインタビューでは「2試合目、展開が良かったですね。下家の太(渡辺)を抑えるのが先決。徹底的に絞って」と座順も味方した逃げ切りを喜んだ。昨年はベスト8進出も、第1試合で逆境から始まる展開が多かった。この日は第1試合で得たリードを活かした立ち回り。「トップ目に立つと選択肢が増えて葛藤が…。今日は『だいたいこんな感じかな』という風には打てました」と及第点だったようだ。

 5月に閉幕したMリーグのレギュラーシーズンは個人36人中26位。「シーズン中に全然いいところを見せられなかった。せっかくこのユニフォームを着ていますので、その分まで楽しんでいただければと思います。一戦一戦を大事に頑張ります!」とここで挽回を誓った滝沢へ、ファンからは「タッキーよかったぞ!」「おつかれタッキー!!」「タキヒサ対決みたいわよね」と多くの声援が寄せられていた」

【第1試合結果】

1着 滝沢和典(KONAMI麻雀格闘倶楽部・連盟)2万8300点/+48.3
2着 仲田加南(連盟)2万7700点/+7.7
3着 渡辺太(赤坂ドリブンズ・最高位戦)2万2500点/▲17.5
4着 茅森早香(セガサミーフェニックス・最高位戦)2万1500点/▲38.5

【第2試合結果】

1着 茅森早香(セガサミーフェニックス・最高位戦)3万5400点/+55.4
2着 滝沢和典(KONAMI麻雀格闘倶楽部・連盟)3万5000点/+15.0
3着 仲田加南(連盟)1万6600点/▲23.4
4着 渡辺太(赤坂ドリブンズ・最高位戦)1万3000点/▲47.0

【最終結果】

1位 滝沢和典(KONAMI麻雀格闘倶楽部・連盟)/+63.3
2位 茅森早香(セガサミーフェニックス・最高位戦)/+16.9
3位 仲田加南(連盟)/▲15.7
4位 渡辺太(赤坂ドリブンズ・最高位戦)/▲64.5

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mトーナメント プロ麻雀リーグ「Mリーグ」初となる冠大会で個人によるトーナメント戦。現Mリーガー36人と元Mリーガーやタイトルホルダーなどプロ5団体からの推薦者24人、計60人で行われる。Mリーグの昨シーズン優勝チーム所属の4選手は、予選2ndステージからシード出場となる。全試合「Mリーグルール」で行われ、予選は1stステージ、2ndステージ、ファイナルステージに分けて行われ、それぞれ2位までが次のステージに進出。セミファイナル(ベスト8)、ファイナルを経て優勝者を決める。
ABEMA/麻雀チャンネルより)

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