一つのアガリをきっかけに“魔神”が牙をむいた。Mリーガー、各プロ団体推薦者が出場する「Mトーナメント2024」予選1stステージH卓が6月14日に開催され、渋川難波(KADOKAWAサクラナイツ・協会)が首位通過。第1試合ではオーラスに大逆転トップを決め、ファンを大いに沸かせた。
南2局までラス目に沈んでいた渋川。この局で5800点をアガると、その後の親番で親満貫、親が落ちても5200点のツモと大暴れ。完全に“魔神モード”へのスイッチが入った。そして一番の見せ所は南4局1本場。トップ目の西川淳(連盟)と満貫圏内で追う展開で、終盤に4・7索待ちのタンヤオ・平和・赤・ドラをテンパイした。
どこから出ても満貫でトップ。“魔神”は息を潜めダマテンとする。解説の河野直也は「3山!3山!いやあ、4・7索強いな!」と大興奮。ファンも「やっと渋きた」「うおっ」「ダマきたああああああ」「おお!」と熱を込める。西川が自風の北をポン、逃げ切りを図ろうとしたその直後、渋川に7索が訪れた。ツモ・タンヤオ・平和・赤・ドラの8000点(+300点)で逆転トップだ。南2局の時点でトップ目西川とは3万点以上離れており、この大逆転劇にファンは「これが昨年の王者です」「渋川の実力トップ」「渋強トーナメント戦強いな」「さすが」「きたああああああ!!!」と大いに沸いた。
渋川はこのトップを活かして1stステージ通過。“魔神モード”にスイッチオンしたからには、連覇を目指して次戦も暴れてくれるはずだ。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mトーナメント プロ麻雀リーグ「Mリーグ」初となる冠大会で個人によるトーナメント戦。現Mリーガー36人と元Mリーガーやタイトルホルダーなどプロ5団体からの推薦者24人、計60人で行われる。Mリーグの昨シーズン優勝チーム所属の4選手は、予選2ndステージからシード出場となる。全試合「Mリーグルール」で行われ、予選は1stステージ、2ndステージ、ファイナルステージに分けて行われ、それぞれ2位までが次のステージに進出。セミファイナル(ベスト8)、ファイナルを経て優勝者を決める。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)