将棋の藤井聡太叡王（竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖、21）に伊藤匠七段（21）が挑戦する第9期叡王戦五番勝負第5局が6月20日、山梨県甲府市の「常磐ホテル」で行われている。藤井叡王の防衛4連覇か、伊藤七段の勝利で新叡王の誕生となるのか、注目の一戦は両者得意の「角換わり」の出だしに。フルセットの最終局を制するのはどちらか、大注目が集まっている。
注目の一戦は、山梨県甲府市の「常磐ホテル」が舞台。シリーズは両者2勝2敗のタイで最終第5局を迎えた。本局は、振り駒の結果で藤井叡王の先手番に決定。戦型は、第1局から続いている両者得意の「角換わり」に決まった。先手は穴熊、後手の伊藤七段は右玉を志向し、早いペースで進行。早くも中盤戦に突入している。
ABEMAの中継で解説を務める長谷部浩平五段（30）は、「勝負所。先手は玉の堅さを活かして攻め切るのが理想で、攻め駒は多くないながら手が急所にきているので先手にとって気持ちの良い手が続く展開となりそう」と印象を語った。形勢は互角ながら、後手の伊藤七段にとっては気を遣う難所を越えていく必要がありそうだ。
同学年対決のシリーズ最終戦を制するのは絶対王者・藤井叡王か、挑戦者・伊藤七段か。今後の展開から目が離せない。
本局の持ち時間は各4時間。
【昼食の注文】
藤井聡太叡王 天ぷらそば御膳（冷）、ウーロン茶
伊藤匠七段 特製カレーライス、アイスティー
【昼食休憩時の残り持ち時間】
藤井聡太叡王 3時間1分（消費59分）
伊藤匠七段 2時間1分（消費1時間59分）
（ABEMA／将棋チャンネルより）
