将棋の伊藤匠七段(21)が6月20日、第9期叡王戦五番勝負の第5局で藤井聡太叡王(竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖、21)を破り、シリーズ3勝2敗でタイトル奪取に成功。念願の初タイトルとなる「叡王」を獲得した。日本将棋連盟会長・羽生善治九段(53)は、「最先端の将棋の魅力が余す事無く表現されたシリーズだった」と大熱戦を演じた両者へ労いのコメントを発表した。
3度目の同学年対決として注目を集めた五番勝負は、挑戦者の伊藤七段が3勝2敗でシリーズを制覇。藤井叡王が保持していた全八冠の一角・叡王を奪取し閉幕した。
両者の戦いを見守った日本将棋連盟会長・羽生善治九段(53)は、「伊藤匠七段、叡王獲得、誠におめでとうございます。タイトル戦3回目の挑戦での戴冠は、喜びも大きいと思います。今回の五番勝負は、最先端の将棋の魅力が余す事無く表現されたシリーズだと感じました。今後も藤井竜王・名人と、しのぎを削る勝負を末永く繰り広げられる事を期待しています」とコメントを発表。棋史に残る大熱戦を繰り広げた両者を労った。
(写真提供:日本将棋連盟、ABEMA/将棋チャンネルより)