“白組”だって負けてばかりではいられない。Mリーガー、各プロ団体推薦者が出場する「Mトーナメント2024」予選1stステージK卓が6月21日に開催され、推薦選手の仲川翔(RMU)が首位通過。上機嫌でインタビューを受けると「Mリーグスタジオをぶっ壊す!」と珍言を放ち、視聴者を笑いの渦に巻き込んだ。
この試合は東家から醍醐大(セガサミーフェニックス・最高位戦)、猿川真寿(BEAST Japanext・連盟)、仲川、高宮まり(KONAMI麻雀格闘倶楽部・連盟)の並びで開始。仲川は東1局1本場、リーチで満貫をツモ。初めてのMリーグスタジオでも物おじせず、堂々としたプレーを見せる。さらに南2局、タンヤオ・赤・ドラ2をダマテンに構えると、ラスト1枚のカン5筒待ちをツモってさらに8000点の加点に成功。第1試合は完勝を収めた。
第2試合は猿川、仲川、醍醐、高宮の並び。仲川は南1局を迎えて1万900点持ちのラス目。まだポイントには余裕があったが「(心臓が)バクバクしていました」と本人は大慌て。しかしこの局でドラの白が鳴け、さらにダブ南も暗刻にしてツモると戦況は好転。白・ダブ南・ドラ3の1万2000点で2ndステージへの通過を決定付けた。
試合後のインタビューでは「ホッとしました。朝、電車に乗る段階から緊張していたのでようやく開放されたという感じですね」と初々しいコメント。初顔合わせばかりのメンツだったが「皆さん本当に良い方ばっかりで、リラックスして対局に臨めたのが良かったと思います」。
トーナメントを戦う上で、仲間との練習も繰り返し行ってきた。仲川は最後に「まだまだ先は長いので、研鑽を怠らず、7月8日の次の出番を待ちたいと思います」と次戦へ意気込みを語り、それに加えて「Mリーグスタジオをぶっ壊す!」と言い放ち、これに視聴者は「こわしちゃだめよw」「あとで怒られそうww」「仲川さんおもろいわw」「今日で好きになった」「スタジオは壊さないでくださいw」と大いに沸いていた。有賀一宏(最高位戦)、むく大樹(麻将連合)、三浦智博(連盟)など前評判の高かった推薦選手が次々に敗れている今大会、仲川がMリーガー3人を相手に、しっかり意地を見せた。
【第1試合結果】
1着 仲川翔(RMU)4万4100点/+64.1
2着 高宮まり(KONAMI麻雀格闘倶楽部・連盟)2万8500点/+8.5
3着 醍醐大(セガサミーフェニックス・最高位戦)1万4000点/▲26.0
4着 猿川真寿(BEAST Japanext・連盟)1万3400点/▲46.6
【第2試合結果】
1着 猿川真寿(BEAST Japanext・連盟)3万7200点/+57.2
2着 仲川翔(RMU)2万3500点/+3.5
3着 醍醐大(セガサミーフェニックス・最高位戦)2万1000点/▲19.0
4着 高宮まり(KONAMI麻雀格闘倶楽部・連盟)1万8300点/▲41.7
【最終結果】
1位 仲川翔(RMU)/+67.6
2位 猿川真寿(BEAST Japanext・連盟)/+10.6
3位 高宮まり(KONAMI麻雀格闘倶楽部・連盟)/▲33.2
4位 醍醐大(セガサミーフェニックス・最高位戦)/▲45.0
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mトーナメント プロ麻雀リーグ「Mリーグ」初となる冠大会で個人によるトーナメント戦。現Mリーガー36人と元Mリーガーやタイトルホルダーなどプロ5団体からの推薦者24人、計60人で行われる。Mリーグの昨シーズン優勝チーム所属の4選手は、予選2ndステージからシード出場となる。全試合「Mリーグルール」で行われ、予選は1stステージ、2ndステージ、ファイナルステージに分けて行われ、それぞれ2位までが次のステージに進出。セミファイナル(ベスト8)、ファイナルを経て優勝者を決める。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)