これが猛獣雀士の勝負感覚か。Mリーガー、各プロ団体推薦者が出場する「Mトーナメント2024」予選1stステージK卓が6月21日に開催。猿川真寿(BEAST Japanext・連盟)がテンパイから絶妙の間でリーチをかけ、一発ツモで跳満を成就。その衝撃展開に視聴者が沸いた。
東4局2本場、猿川は中盤に二万をアンカン。その後に5筒と8索待ちのタンヤオをテンパイした。この時点ではまだタンヤオ・赤の3200点だが、猿川はダマテンを選択。2巡後、5索を引くとここで小考、意を決してリーチ宣言だ。
この選択が大正解。なんと一発目のツモが赤5筒で、リーチ・一発・ツモ・タンヤオ・赤2の1万2000点(+600点、供託1000点)の大物手が決まった。実況の日吉辰哉(連盟)は「うわー!タイミング絶好!」と絶叫。視聴者も「モンキーマジックきたああああ」「うますぎw」「天才かよ」「モンマジ!モンマジ!」と大喝采を寄せた。
絶妙すぎる“猿の2巡回し”。安手が瞬時に跳満へと変わり、猿川はこの卓を2位で通過した。試合後、猿川は「意図は大したものはなかったが、8索はもともとそんなに悪いとは思っていなかった。5筒は全然わからなくて、手替わりしたほうがいいのかなと思ったのですが、高宮さんも煮詰まっていて、ひっかけリーチだし打つかな、と思ったくらいです」と種明かしをしていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mトーナメント プロ麻雀リーグ「Mリーグ」初となる冠大会で個人によるトーナメント戦。現Mリーガー36人と元Mリーガーやタイトルホルダーなどプロ5団体からの推薦者24人、計60人で行われる。Mリーグの昨シーズン優勝チーム所属の4選手は、予選2ndステージからシード出場となる。全試合「Mリーグルール」で行われ、予選は1stステージ、2ndステージ、ファイナルステージに分けて行われ、それぞれ2位までが次のステージに進出。セミファイナル(ベスト8)、ファイナルを経て優勝者を決める。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)