ド派手なギャル雀士をさらに彩るように、たくさんの赤牌が味方した。Mリーガー、各プロ団体推薦者が出場する「Mトーナメント2024」予選2ndステージ A卓が7月1日に開催され、元セガサミーフェニックス・和久津晶(連盟)が首位で通過。連盟の選手が4人集まった卓で、自らの持ち味を十分に発揮した。2位は藤島健二郎(連盟)。クールな長身イケメン雀士も、試合後はカメラへ向かって微笑みながら手を振った。
第1試合は東家から和久津、二階堂亜樹(EX風林火山・連盟)、藤島、滝沢和典(KONAMI麻雀格闘倶楽部・連盟)の並びで開始。和久津は親番の南1局、タンヤオ・平和・赤の5800点を滝沢からロン。これで勢いづくと、同1局1本場、平和・一盃口に高目は三色同順、さらに赤2・ドラ2という超ド級のテンパイをダマテン。これを亜樹から高目で仕留め、2万4000点(+300点)を入手した。このリードを活かして+89.5の大トップ。優位に第2試合へ臨んだ。合間のインタビューでは「いっぱい赤が来ましたね!」と白い歯を見せ、周囲の笑いを誘った。
第2試合は和久津、亜樹、滝沢、藤島の並びでスタート。序盤から滝沢、藤島がアガリを決め、和久津は東4局2本場を迎えて5300点持ちのラス目。まだ通過ライン上にはいるものの、これ以上の失点はまさかの敗退に繋がりかねない。ここで和久津は東を仕掛けてマンズの混一色へ向かう。亜樹のリーチとぶつかったが、五万と六万のシャンポン待ちを組むと、直後に亜樹がツモ切った五万をロン。東・白・対々和・混一色・赤の1万2000点(+600点)で復活を遂げた。トップは藤島が逃げ切り、和久津・藤島の連盟A1リーガーが共に次戦へと勝ち上がりを決めた。
試合後は腕にある自団体のロゴを指差しキラリと笑顔。「連盟の代表選手として勝ち上がれたことがとてもうれしいです」と喜んだ。リードしている立場からまっすぐアガリを目指さず、周囲の動きをうまく察知して立ち回った第2試合は会心の出来。「アガるだけが麻雀ではないということを、この半荘では表現できた」と満足げに語った。
昨年は1stステージ敗退、今年の目標は1つだ。和久津は最後に「先は長いし決定戦は1位に残らなければいけない。いろいろな技が見せられたらと思います。今年こそこのユニフォームを宝物にするために決勝に行って優勝したいと思います!」と高らかに宣言。ファンからは「和久津さん素敵!」「この人は決勝までいけるぞ」「まじで優勝ある」「そうそう 狙っていけ」「頑張れー!」とエールが寄せられていた。
【第1試合結果】
1着 和久津晶(連盟)6万9500点/+89.5
2着 滝沢和典(KONAMI麻雀格闘倶楽部・連盟)2万4600点/+4.6
3着 藤島健二郎(連盟)2万3000点/▲17.0
4着 EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)▲1万7000点/▲77.1
【第2試合結果】
1着 藤島健二郎(連盟)4万6000点/+66.0
2着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)2万6100点/+6.1
3着 和久津晶(連盟)1万7000点/▲23.0
4着 EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)1万900点/▲49.1
【最終結果】
1位 和久津晶(連盟)/+66.5
2位 藤島健二郎(連盟)/+49.0
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)/+10.7
4位 EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)/▲126.2
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mトーナメント プロ麻雀リーグ「Mリーグ」初となる冠大会で個人によるトーナメント戦。現Mリーガー36人と元Mリーガーやタイトルホルダーなどプロ5団体からの推薦者24人、計60人で行われる。Mリーグの昨シーズン優勝チーム所属の4選手は、予選2ndステージからシード出場となる。全試合「Mリーグルール」で行われ、予選は1stステージ、2ndステージ、ファイナルステージに分けて行われ、それぞれ2位までが次のステージに進出。セミファイナル(ベスト8)、ファイナルを経て優勝者を決める。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)