テンパイだけでも大騒ぎ、高目でアガったとなればファンはたまらない。Mリーガー、各プロ団体推薦者が出場する「Mトーナメント2024」予選2ndステージA卓が7月1日に開催され、第1試合で和久津晶（連盟）が決めたダマテンの親倍満に視聴者は騒然となった。
南1局1本場、和久津は3万2200点持ちのトップ目。配牌でドラの西が2枚、そして赤も2枚あるチャンス手を迎えると、丁寧に牌を内に寄せていく。7巡目にイーシャンテンとなると、三色同順が色濃く見えてきた。解説の河野直也（最高位戦）は「次の六万はチーですね。（456の）三色同順が確定しますから」と熱を込め、視聴者も「いいのきた」「これは高い」「ゾネススッゴいとこ引いたで」「きてるやん」「次やばいで」と徐々にテンションを上げていく。
一盃口が完成する6索を引き込むと、三・六万待ちでダマテンで安目でも親跳満、高目で親倍満というオバケが完成。実況の小林未沙は「2万4000点！」ともう大興奮だ。視聴者も「えぐい！！」「どわー」「たっか」「でか！」「やべぇ」と次々にコメントを寄せる。
そしてこれに飛び込んでしまったのが、形式テンパイを入れていた二階堂亜樹（EX風林火山・連盟）だ。不要な六万をツモ切ると、これが456の三色同順の高目にストライク。和久津は平和・三色同順・一盃口・赤2・ドラ2というリーチなしの親倍満をゲット。河野は「すごい！これダマテンにして止まるわけないから！とんでもない手が飛び出しましたね！」。小林も「なんて美しい…」とこの劇的なアガリに悶絶していた。
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mトーナメント プロ麻雀リーグ「Mリーグ」初となる冠大会で個人によるトーナメント戦。現Mリーガー36人と元Mリーガーやタイトルホルダーなどプロ5団体からの推薦者24人、計60人で行われる。Mリーグの昨シーズン優勝チーム所属の4選手は、予選2ndステージからシード出場となる。全試合「Mリーグルール」で行われ、予選は1stステージ、2ndステージ、ファイナルステージに分けて行われ、それぞれ2位までが次のステージに進出。セミファイナル（ベスト8）、ファイナルを経て優勝者を決める。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
