飄々としながらしっかり勝つ、絶好調のイケメン雀士が強敵を打ち破った。Mリーガー、各プロ団体推薦者が出場する「Mトーナメント2024」予選2ndステージB卓が7月1日に開催され、本田朋広(TEAM雷電・連盟)が首位通過。2位はMリーグ2023-2024の優勝シード選手として登場した小林剛(U-NEXT Pirates・麻将連合)が2着・2着で通過した。
【映像】裏目なんて関係なし!本田朋広、一発ツモで跳満ゲットの瞬間
第1試合は東家から茅森早香(セガサミーフェニックス・最高位戦)、白鳥翔(渋谷ABEMAS・連盟)、小林剛(U-NEXT Pirates・麻将連合)、本田朋広(TEAM雷電・連盟)という並びで開始。奇しくも全員がMリーガーの卓組みとなった。
本田は東1局1本場、茅森の先制リーチに2・5索待ちで追っかけ。2索を一発でツモり、リーチ・一発・ツモ・平和・ドラ・裏ドラの1万2000点(+300点)をゲット。道中、何度も裏目を引き、アガリは厳しいと誰もが思った中での豪快跳満。視聴者は「これがHONDA」「ナイスー」「やったー!!」「結果オーライすぎる!」「てんこしゃんこ分回収」と大いに沸いた。さらに東4局の親番、終盤にカン2筒待ちのリーチをかけ難なくツモ。リーチ・ツモ・赤の6000点でダントツとなり、このまま逃げ切った。
第2試合は白鳥、茅森、小林、本田の並び。本田は微差のラス目で迎えた東2局1本場、1・4索待ちの平和をテンパイすると即リーチ。第1試合のリードがあるがゆえに長考を要したが、ここで勝負を決める決断だ。しかし親の茅森に追っかけリーチをかけられ、当たり牌の二万をキャッチ。裏ドラは乗らずリーチ・タンヤオの3900点で済んだものの、通過に向けて暗雲が漂う。
展開を変えたのは東4局1本場の親番だ。六・九万待ちでリーチをかけると、これをツモってリーチ・ツモ・赤・ドラ・裏ドラの1万2000点(+300点)が完成。これで2着目に浮上し、無事に逃げ切って首位通過を決めた。
試合後、コメントを求められた本田は「お腹空きました、グーグー鳴っていたんで」とマイペースそのもの。第2試合は放銃3回、ファンをひやっとさせた親への放銃もあった。これについては「毎回試合運びが下手すぎて…」と振り返りつつ「親番で手が入ってくれて本当に助かりました。あれでちょっと落ち着いたという感じです」と東4局1本場の親満貫をターニングポイントに挙げた。次戦については「前回ベスト16で負けたので次は勝ち上がりたいなと思っています」。
最後はリクエストに応えて“RMO”の決めポーズ。5月に第32期麻雀マスターズを制し、熱を増す本田のエンジンがまだこのトーナメントで暴れ回りそうだ。
【第1試合結果】
1着 本田朋広(TEAM雷電・連盟)4万600点/+60.6
2着 小林剛(U-NEXT Pirates・麻将連合)3万200点/+10.2
3着 白鳥翔(渋谷ABEMAS・連盟)1万5900点/▲24.1
4着 茅森早香(セガサミーフェニックス・最高位戦)1万3300点/▲46.7
【第2試合結果】
1着 茅森早香(セガサミーフェニックス・最高位戦)4万5500点/+65.5
2着 小林剛(U-NEXT Pirates・麻将連合)3万1600点/+11.6
3着 本田朋広(TEAM雷電・連盟)2万400点/▲19.6
4着 白鳥翔(渋谷ABEMAS・連盟)2500点/▲57.5
【最終結果】
1位 本田朋広(TEAM雷電・連盟)/+41.0
2位 小林剛(U-NEXT Pirates・麻将連合)/+21.8
3位 茅森早香(セガサミーフェニックス・最高位戦)/+18.8
4位 白鳥翔(渋谷ABEMAS・連盟)/▲81.6
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mトーナメント プロ麻雀リーグ「Mリーグ」初となる冠大会で個人によるトーナメント戦。現Mリーガー36人と元Mリーガーやタイトルホルダーなどプロ5団体からの推薦者24人、計60人で行われる。Mリーグの昨シーズン優勝チーム所属の4選手は、予選2ndステージからシード出場となる。全試合「Mリーグルール」で行われ、予選は1stステージ、2ndステージ、ファイナルステージに分けて行われ、それぞれ2位までが次のステージに進出。セミファイナル(ベスト8)、ファイナルを経て優勝者を決める。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)