■延命治療の決断「医師と患者の目的の共有が大切」

【写真・画像】「勝つ姿を見せたい」延命治療を拒否…余命2カ月宣告のがん患者の覚悟とは? 7枚目
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 延命治療は一般的に、医師からの提案で行われるという。西氏は「ドクターは基本的に、1分1秒でも寿命を延ばすことが使命。『抗がん剤ができるのであれば、やったほうがいい。これだけ寿命が延びるから』と説明することが前提」と話す。

 また、受ける場合に大切なこととして「医師と共に延命治療を受ける目的の共有が大切」とした上で「日本の医療は命を1秒でも延ばすことが最優先で、人が耐えられるギリギリの治療をやりがち。患者の人生を第一に考え、患者の目的・目標を優先すべきだ」と述べた。

 斎藤さんは「延命ばかりを気にしないで、『どの人生が自分に一番価値があるか』に勝負をかけるべきだ」といい、「人生は楽しく生きるべき。『どの人生を選べば、楽しくなるか』で判断した方がいい。これが究極の答えだ」と力を込めた。


(『ABEMA Prime』より)

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