近年、よく耳にするようになってきた言葉「ADHD」。発達障害の1つで、不注意や多動性の特性があり、日常生活でさまざまな困難がある。しかし最近、SNS上では自称する人たちも登場。
“自称ADHD”の友人がいるという佐々木さんは「その友人は忘れっぽかったり、空気が読めないところがある。それを注意した時に『ADHDだからしょうがないよね』と言ってきたりする」と話す。ネット上に投稿された特徴や“あるある”といった情報を見て、病院には行かずADHDを自認したという。
また、カナさんは“自称ADHD”の先輩に悩んでいる。「仕事でミスをした時に、『私ADHDだからできなくても仕方ないじゃん』『じゃああなたがやっておいて』と言ってくる」。この先輩もネットの簡易診断で自己判断したそうだ。「私もしかして…みたいに留めておくのであれば別にいいけど、怒られないための隠れみのとか、障害を免罪符にしないでほしい」と語った。
しかし、発達障害には診断がつかないグレーゾーンの人も多く、一概に自称は駄目と言い切れない面もある。周りはどう対応すればいいのか、『ABEMA Prime』でADHD当事者、精神科医とともに考えた。
■ADHD当事者の訴え「カミングアウトは慎重にしている」

