強気な麻雀で、このまま難所もひょいひょいと飛び越えていきそうだ。Mリーガー、各プロ団体推薦者が出場する「Mトーナメント2024」予選2ndステージD卓が7月5日に開催され、優勝チームのシード選手として登場した瑞原明奈（U-NEXT Pirates・最高位戦）が首位通過。試合後はいつもの明るいインタビューでファンを大いに沸かせた。2位通過は杉浦勘介（連盟）。
第1試合は東家から杉浦、瑞原、伊達朱里紗（KONAMI麻雀格闘倶楽部・連盟）、河野高志（RMU）の並びで開始した。瑞原は東4局を迎えて1万1900点持ちのラス目。ここで5・8索待ちのリーチをかけると、河野から一発でロン、リーチ・一発・赤・ドラの8000点をゲット。これが反撃のきっかけとなり、南1局は5200点のツモ。南2局1本場でリーチ・ツモ・平和・ドラ・裏ドラの1万2000点（＋300点、供託1000点）をツモるとトップ目に立った。
その後の親番でも加点し、瑞原はこのゲームをトップで終えた。大きく沈んだラス目からの大逆転、解説の土田浩翔（最高位戦）はスタッツを眺めながら「なんだこれ！雷が鳴っているような！」と驚いていた。
第2試合は東家から杉浦、河野、伊達、瑞原の並びで開始。序盤から杉浦が親跳満をアガるなど大爆発。瑞原は1万5800点持ちの東2局1本場にダマテンの満貫を河野からロン。これで原点復帰すると、その後は慎重に立ち回りトータル首位で勝ち上がりを決めた。
足取り軽やかに登場した試合後のインタビュー、まず「2戦目はどういう状況になるかなと考えながらだったのですが、東場に河野さんが大きい放銃からスタートしたので、自分の戦い方の方針が決まりました」と説明。「あまり頑張らなくても通過のポジションにいられそうだった」と、縦長の展開を活かして、有利に試合を運べたようだった。
今後はチームメイトの仲林圭（協会）、鈴木優（最高位戦）が登場する。すでに1日の試合で“船長”こと小林剛（麻将連合）が勝ち上がりを決めているが、瑞原はこれについて「（小林と自分が勝ち上がったことで）良い感じにプレッシャーをかけられる」と笑顔に。「優勝したチームが遅れて来て、1戦目で敗退なんて、ないないない！そりゃ勝ち抜けますよ！お楽しみにしていてください！」とさらに煽ると、これにはファンも「チームメイト煽るw」「あざといな〜！笑」「フラグたてていくｗ」と大笑いだった。
【第1試合結果】
1着 瑞原明奈（U-NEXT Pirates・最高位戦）3万7700点／＋57.7
2着 伊達朱里紗（KONAMI麻雀格闘倶楽部・連盟）2万2400点／＋2.4
3着 河野高志（RMU）2万1000点／▲19.0
4着 杉浦勘介（連盟）1万8900点／▲41.1
【第2試合結果】
1着 杉浦勘介（連盟）4万9000点／＋69.0
2着 伊達朱里紗（KONAMI麻雀格闘倶楽部・連盟）3万8100点／＋18.1
3着 瑞原明奈（U-NEXT Pirates・最高位戦）1万8600点／▲21.4
4着 河野高志（RMU）▲5700点／▲65.7
【最終結果】
1位 瑞原明奈（U-NEXT Pirates・最高位戦）／＋36.3
2位 杉浦勘介（連盟）／＋27.9
3位 伊達朱里紗（KONAMI麻雀格闘倶楽部・連盟）／＋20.5
4位 河野高志（RMU）／▲84.7
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mトーナメント プロ麻雀リーグ「Mリーグ」初となる冠大会で個人によるトーナメント戦。現Mリーガー36人と元Mリーガーやタイトルホルダーなどプロ5団体からの推薦者24人、計60人で行われる。Mリーグの昨シーズン優勝チーム所属の4選手は、予選2ndステージからシード出場となる。全試合「Mリーグルール」で行われ、予選は1stステージ、2ndステージ、ファイナルステージに分けて行われ、それぞれ2位までが次のステージに進出。セミファイナル（ベスト8）、ファイナルを経て優勝者を決める。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
