将棋の藤井聡太王位(竜王、名人、王座、棋王、王将、棋聖、21)に渡辺明九段(40)が挑戦する伊藤園お〜いお茶杯王位戦七番勝負第1局が7月6日、愛知県名古屋市の「徳川園」で対局が行われている。注目の開幕局は、振り駒で藤井王位の先手に決定。戦型は雁木模様の出だしから、渡辺九段が高美濃囲いに。定跡を離れた相居飛車の戦いとなった。
藤井王位の防衛5連覇と「永世王位」資格獲得か、渡辺九段のタイトル奪取か。両者にとって6度目のタイトル戦が愛知県名古屋市の「徳川園」を舞台に開幕した。徳川園の元は尾張徳川家の大曽根別邸で、二代藩主・光友の時代に隠居所として建造された。1945年(昭和20年)の名古屋大空襲で被災、損壊被害が出たものの、改修などを経て再開。2005年(平成17年)に日本庭園として再び造営された。今回は園内のレストラン「ガーデンレストラン徳川園」が対局場に選ばれている。
開幕局は、後手の渡辺九段が雁木模様の出だしから高美濃囲いを志向。藤井王位も左美濃にし、力戦調の将棋へと展開している。持ち時間は各8時間の2日制とあり両者ともに持ち時間をたっぷりと投入し、じっくりとした戦いが繰り広げられている。午後の本格的な戦いに向けて両者がどのような構想を描いているのか、注目したい。
【昼食の注文】
藤井聡太王位 徳川園風きしめん、ウーロン茶
渡辺明九段 三河湾“海の幸”海鮮丼、ウーロン茶
【昼食休憩時の残り持ち時間】
藤井聡太王位 6時間40分(消費1時間20分)
渡辺明九段 6時間5分(消費1時間55分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)