将棋の伊藤園お〜いお茶杯王位戦七番勝負は7月7日、藤井聡太王位(竜王、名人、王座、棋王、王将、棋聖、21)と挑戦者・渡辺明九段(40)による第1局2日目の対局が行われ、午後3時44分に80手で千日手が成立した。指し直し局は先後を入れ替え、午後4時14分から渡辺九段の先手番で指される。
防衛5連覇で永世王位資格獲得を目指す藤井王位と、タイトル奪取を狙う渡辺九段の激突となった“真夏の七番勝負”。注目の開幕局は、千日手が成立し波乱のシリーズを予感させるスタートとなった。
千日手局は、雁木模様の出だしから近年では珍しいほどのスローペースで進行。前日に藤井王位が封じた45手目の開封から始まった2日目は、後手の渡辺九段が千日手を狙っているとの見方もあったものの、桂馬を跳ねる意表の決断で自ら打開した。しかし、互いの構想を探り合う膠着状態の中で千日手が成立した。
指し直し局は、午後4時14分から開始。渡辺九段の先手番で行われる。
【消費時間】
藤井聡太王位 7時間10分
渡辺明九段 5時間50分
(ABEMA/将棋チャンネルより)