選手の配牌を何万回と見てきたベテラン実況者も、騒がずにはいられなかった。Mリーガー、各プロ団体推薦者が出場する「Mトーナメント2024」予選2ndステージG卓が7月12日に開催。親の選手の好配牌に元麻雀プロで人気実況者の小林未沙が大興奮。さらにその後の劇的な結末に、ファンも大いに沸いた。
第1試合、2万7400点持ちの2着目から南3局に7700点をゲットし、トップ目東城とほぼ並びとなった親の佐々木寿人（KONAMI麻雀格闘倶楽部・連盟）。一気呵成に攻めたい同1本場の配牌はすでに2メンツが完成。一気通貫の可能性や赤5筒もあり、打点の期待も大きい大チャンスだ。小林は「キャー！この配牌見て！」と黄色い声を上げ、解説の齋藤豪も「うわー！」とエキサイティング。
佐々木は中盤で三・六万待ちの平和をテンパイ。リーチと行きたいところだが、先に仕掛けている東城が明らかなピンズの混一色模様だ。ここで佐々木は赤5筒をホールドして一・二万払いの迂回策とした。超攻撃的な麻雀が売りの佐々木だけに、この選択は視聴者も驚き「守備のひさとかw」「寿人カッケー」「プロの一打やわ」「よく我慢した」「え？え？切らないの？」とコメントが続く。実際、赤5筒を切っていれば東城に御用となっていた。
佐々木はその後、首尾よく6筒を引いて4・7筒待ちのリーチ。東城が一発で7筒を掴み、佐々木がロン。リーチ・一発・平和・赤の1万2000点（＋300点）をゲットした。
豪華配牌でも慌てず、最終形でライバルから決めた佐々木の逆転タイムリーヒット。齋藤と小林は「完璧すぎた」と声を合わせ、ファンも「魔王が過ぎるw」「すげぇ！！！」「これはうまい」「運じゃないってところを見せつけてくるぅ！」「こりゃスゲーや」と次々にコメントを寄せていた。
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mトーナメント プロ麻雀リーグ「Mリーグ」初となる冠大会で個人によるトーナメント戦。現Mリーガー36人と元Mリーガーやタイトルホルダーなどプロ5団体からの推薦者24人、計60人で行われる。Mリーグの昨シーズン優勝チーム所属の4選手は、予選2ndステージからシード出場となる。全試合「Mリーグルール」で行われ、予選は1stステージ、2ndステージ、ファイナルステージに分けて行われ、それぞれ2位までが次のステージに進出。セミファイナル（ベスト8）、ファイナルを経て優勝者を決める。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
