【MLB】タイガース 3-4 ドジャース(7月12日・日本時間13日/デトロイト)
バックスクリーンへと伸びていく打球に手ごたえ満点だったことだろう。ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」で先発出場を果たしたこの試合、第5打席でセンターへ勝ち越しとなるエンタイトルツーベースヒットを放ちチームを勝利へと導いた。この時の大谷のしぐさに注目が集まっている。
3-3の同点で迎えた9回表のドジャースの攻撃。先頭のパヘス外野手はセカンドゴロに凡退したが、ここから2連打などで打線が繋がり2死ながら一、三塁と一打勝ち越しの大チャンス。ここで大谷にこの日5回目の打席が回ってきた。
これまでタイガース先発の左腕、スクーバル投手を打ち崩せず4打数ノーヒットだった大谷だが、この打席では打つ気満々。タイガースのホルトン投手が投じた初球のシンカーは内角低めへのボールだったため見逃すと、ホルトンが2球目に投じたのは151キロのシンカー。コースは大谷が得意としている内角高めだったため、大谷は思い切りバットを振り抜いた。
豪快な打球音とともに伸びていった打球はセンターバックスクリーンへと一直線。これは大谷も本塁打を確信して、ゆったりと一塁ベースへと歩き出す「確信歩き」を見せたが、打球はもう一伸びたらずにセンターのフェンス前でバウンド。しかし、そのまま打球はスタンドに飛び込んだため、記録はエンタイトルツーベースヒット。この一打でドジャースは貴重な勝ち越し点を奪い、そのまま勝利した。
あと少しで本塁打となった会心の一打に視聴者も「入ったかと思った」「もうちょっとだった」「惜しい!」と勝ち越し打に喜びながらも本塁打にならなかった悔しさをにじませたコメントが目立った。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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