どんどん派手になる王牌、こんな絵面はなかなか見られない。Mリーガー、各プロ団体推薦者が出場する「Mトーナメント2024」ファイナルステージA卓が7月15日に開催。第1試合では立て続けにカンが3つ入り、選手の手がみるみるうちに高くなる緊急事態が発生した。
南3局、勝又健志（EX風林火山・連盟）がタンヤオで仕掛けると、親の佐々木寿人（KONAMI麻雀格闘倶楽部・連盟）が白をポンして4・7筒待ちのテンパイ。わずか4巡目の出来事だ。佐々木の手にドラはなく、このまま2000点をアガって次局、と多くの視聴者が思ったこの後、事態は思いがけない方向へと進んでいく。
まず佐々木が1索を明カン。新ドラは5筒。佐々木の手に1枚あり、これで3900点にパワーアップ。次に勝又が2索を暗カンすると、新ドラは六万。これも佐々木に乗り、これで7700点と当初の4倍近くになった。視聴者は「カンにゃ！」「戦争w」「カン祭りだー」「どんどん高くw」とテンションが上がる。実況の古橋崇志（連盟）も「寿人がどんどん高くなっていくんですけど…」と焦り始める。
なかなか4・7筒待ちでアガれない佐々木、さらに白を引くとこれもカンだ。新ドラの9筒は乗らなかったが、2つの明カンで60符となり、2000点が親満貫へ急騰してしまった。古橋は「もう何これ！やばい点数わからない！」とパニック状態だ。その後、佐々木はこれをツモり、白・ドラ2で1万2000点を入手。視聴者は「すげーw」「カン祭り制したうれし～！」「鳴きがドラマを」「寿人やべええええ」と、この“真夏のカン祭り”へ次々に反響を寄せていた。
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mトーナメント プロ麻雀リーグ「Mリーグ」初となる冠大会で個人によるトーナメント戦。現Mリーガー36人と元Mリーガーやタイトルホルダーなどプロ5団体からの推薦者24人、計60人で行われる。Mリーグの昨シーズン優勝チーム所属の4選手は、予選2ndステージからシード出場となる。全試合「Mリーグルール」で行われ、予選は1stステージ、2ndステージ、ファイナルステージに分けて行われ、それぞれ2位までが次のステージに進出。セミファイナル（ベスト8）、ファイナルを経て優勝者を決める。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
