<大相撲七月場所>◇三日目◇16日◇愛知・ドルフィンズアリーナ
序ノ口十三枚目・炎鵬(伊勢ヶ濱)が序ノ口十三枚目・隈乃花(武隈)を寄り切って478日ぶりの白星を挙げた。炎鵬の四股名が呼びあげられると同時に館内には拍手と大歓声が。さらに隈乃花を寄り切ると再び拍手喝采が起こり、勝ち名乗りで三度館内が沸いた。まるで館内が一つになったかのような独特な祝福、感動の雰囲気に「序ノ口の声援じゃない」「感動した」「よく頑張った」などの声が相次いだ。
2023年五月場所で脊髄損傷の大けがを負って十日目から途中休場。一度は寝たきり状態という苦難を経験した小兵が、七場所連続休場からの復帰となる今場所で、昨年三月場所の千秋楽以来となる478日ぶり、万感の復活白星を挙げた。
きのう今場所二日目、420日ぶりの土俵では序ノ口十四枚目・清水海(境川)に上手出し投げで敗れ黒星を喫した炎鵬。復帰初白星を狙う三日目は、呼出に四股名が呼び上げられただけで、館内から大歓声が上がり、白星への期待の高さがうかがえる。
立ち合い、右を張って鋭く立った炎鵬は、左を深く差して一気に前へ。最後はもろ差しの体勢で寄り切った。速攻相撲に館内からは拍手と歓声が。炎鵬は復活の白星を噛み締めるように口を結び、勝ち名乗りを受けると三度館内が沸いた。
最高位前頭四枚目の人気小兵力士とはいえ、序ノ口では珍しいほどの大歓声。そして、館内が一つになるような独特な雰囲気に「序ノ口の声援じゃない」「この時間にこんな人がいるなんて」「相撲愛を感じる」など驚きの声が。さらに「感動した」「よく頑張った」など労いの声も相次いで寄せられた。(ABEMA/大相撲チャンネル)
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