【写真・画像】 1枚目
【映像】そこから勝つのか…館内が沸いた取組

大相撲七月場所>◇四日目◇17日◇愛知・ドルフィンズアリーナ

 体重差93.6キロのまさに無差別級対決で、61.3キロの小兵力士が154.9キロの巨漢力士を撃破する衝撃の結末。向かい合うなりあまりに対照的な体格に「危険すぎる」「とても細い」など心配の声が、さらに「入門できない体重やん」などの指摘も聞かれたが、取組を終えるとそんな声は一変。「マジか」「恐れ入った」と驚嘆の声が相次いだ。

【映像】そこから勝つのか…館内が沸いた取組

 序二段九十五枚目・宇瑠寅(式秀)が序二段九十四枚目・東浪(玉ノ井)を送り出して今場所初白星を挙げた。

 立ち合い、右に変化しつつ左まわしに取りに行った宇瑠寅だが、手は届かず。その後は土俵中央で手を合わせ、互いに出方をうかがう慎重な展開。しかし、東浪と左手を合わせた状態で宇瑠寅が反時計回りに旋回。一瞬のスキを突いて右手でまわしに手をかけると1回転、2回転…と回転しながら東浪の背後に回り込み、土俵の外へ送り出した。鮮やかな小兵力士の勝利に館内はどよめき、拍手も起こった。

 見どころは勝負が決した直後にも。東浪が土俵下に落下する際、宇瑠寅はまわしに手をかけたまま、衝撃を緩和するように自らも土俵下に。そんな宇瑠寅の振る舞いには「やさしい」「あっぱれ」といった声も聞かれた。

 日本相撲協会の公式ホームページによると、令和5年9月28日現在、力士の入門資格における身長・体重の基準は身長167センチ以上、体重67キロ以上(※ただし、三月場所新弟子検査受検者で、中学校卒業見込者に限り身長165センチ以上、体重65キロ以上。検査時、体格基準に満たない者は、新弟子第二検査を受験し、その運動能力が十分であることを認められた場合、合格となる)などと明記されている。

 宇瑠寅の入門時の体重は67キロで、2023年十一月場所の際、体重が入門時より7キロ減って60キロとなったことが紹介された際にもファンから驚きの声が上がっていた。ともあれ、35歳にして情熱と相手力士への敬意をもって土俵に上がり続ける宇瑠寅の姿にファンは多い。厚生労働省によると日本人男性の30代平均は171.5センチ・70キロで、宇瑠寅はどちらも下回っているが、今後も巨漢力士から白星を挙げる宇瑠寅の活躍に注目だ。(ABEMA/大相撲チャンネル) 

【映像】そこから勝つのか…館内が沸いた取組
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えっ、力士の全身が“バキバキ” 細マッチョの彫刻ボディに熱視線「こんな細いのに」50キロ差対決制して驚きの声
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「肩の筋肉すごっ」幕下力士の仕上がりにファン騒然「芸術的」「前から見てもスゴイ」驚きの声
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