【MLB】ドジャース 4-1 レッドソックス(7月19日・日本時間20日/ロサンゼルス)
場内が騒然となる危険な場面だった。ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」で、レッドソックスの吉田正尚外野手が「5番・DH」で出場した試合で、顔面を直撃しかねない危険なボールが投じられ、一時、場内が騒然となった。
レッドソックスが1-0と1点リードで迎えた8回裏、マウンド上のケリーは制球が定まらない。先頭のバルガスに対し2球連続でボール。そこからなんとかカウントを整えてフルカウントにするも、8球目はバルガスの顔面付近を通過する“あわや”という一球となった。
バルガスは体を反らしながら尻餅を着いて直撃を避けたが、へルメットも吹き飛ぶほどのリアクションだった。乱闘になってもおかしくない一球にバックネット裏の観客は一斉に口を開け、悲鳴を挙げるような反応を見せた。また、一塁側のスタンドではドジャースのユニフォームを着たファンが立ち上がり怒りをあらわにするシーンも。
これにはファンも「ヘッドショット狙いかよ!怖っ」「あぶない!」「ヤバかった」「避けてなかったら顔面直撃だった」「よくよけたな」「怒って良いよ」などと次々に反応した。
しかし、バルガス自身は座りながら肘当てなどを外すと、マウンドへ歩み寄ることもなく冷静にファーストへと向かっていった。その後、ドジャースは大谷のエンタイトルツーベースで二、三塁、次の打者が申告敬遠で満塁のチャンスを迎えると、フリーマンがグランドスラムを放って逆転に成功。そのまま勝利を収めた。
もしバルガスが乱闘をしていたら、また違う結果になっていただろう……。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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