7月16日にエスコンフィールドHOKKAIDOで行われた北海道日本ハムファイターズ対東北楽天ゴールデンイーグルスの一戦で、途中出場の日本ハム・田宮裕涼が放った“劇的なサヨナラヒット” が、野球ファンの間で話題となっている。
4-4の同点で迎えた延長10回裏・日本ハムの攻撃で、先頭の7番・奈良間大己が気迫のヘッドスライディングで出塁すると、続く8番・淺間大基がキッチリと送って1死二塁と、一打サヨナラの好機に。続く9番・松本剛が凡退し2死二塁となったが、途中出場の1番・田宮が楽天の守護神・則本昂大によるカウント1-0から投じた2球目、外角やや低めのストレートをすくい上げるように振り抜くと、打球はセンター方向へと高々と舞い上がる大飛球に。打った田宮はその瞬間に確信したのか、元気にガッツポーズを見せながら走り出し、センター・辰己涼介の頭上を超え、二塁走者の奈良間が生還。日本ハムの劇的なサヨナラ勝利となった。
一時は調子を崩していると指摘する声もあった田宮だったが、そうした中でのサヨナラヒットとあって、本拠地の日本ハムファンは大歓喜。そんな田宮に、野球解説者の里崎智也氏は、7月19日放送の『バズ！パ・リーグ』（ABEMA）に出演した際に「復活の兆しとか打てなくなったとか言われるんですけど、3割1分あるんですよ。なにを悲観する必要があったの？という。ただちょっと打てなかっただけ。そんなの誰でもある。悩んでる場合じゃない。3割1分、充分でしょ。（批判されるのは）一流の証ですから」と、その活躍を称賛し、太鼓判を押す形でコメント。
また、ネット上の野球ファンからは「これだから日ハムファンやめられない」「田宮と伏見のハグが激アツで涙」「監督さん田宮くんの頭ポンポンしてるの萌えやわ」「奈良間のヘッスラを見たらもう絶対打つしかないってなるわな 田宮よぉやった」「何度観ても痺れる 奈良間の渾身のヘッスラ、感情爆発のガッツポーズ、ゆあくんが奈良間に鼓舞され覚悟を決めた表情、大きくヒット！見てる側も泣いた！」「まだ若いんだから何回だって壁にぶつかっていいんよ。今の日本ハムがここにいるのは君のおかげ。ゆあで打てないなら日本ハムファン全員納得できる。その壁を乗り越えて一流になって行くはずだし、そのためならいくらでも応援する」といった様々な反響が寄せられている。
（ABEMA『バズ！パ・リーグ』）
