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【映像】館内が騒然となった取組

大相撲七月場所>◇十一日目◇24日◇愛知・ドルフィンズアリーナ

 頭角を現しつつある“怪物若手力士”同士の無敗対決は衝撃の結末を迎えた。一方的な相撲内容に館内騒然、ファンからは「ぶん投げられた」「圧倒的優勝候補、散る」と驚きの声が寄せれた。

【映像】館内が騒然となった取組

 注目を集めた一番は三段目五十五枚目・伊波(尾上)と三段目三十一枚目・大花竜(立浪)の取組だ。

 伊波は日本大学卒業後、鹿児島県のスポーツ協会への就職を経て角界入りした異色の経歴の持ち主。鹿児島県奄美市出身、平成12年(2000年)生まれの23歳で、身長189センチ・体重145キロと恵まれた体格。三月場所で序ノ口デビューを果たし、五月場所では序二段に昇進、いずれも6勝1敗の好成績を残し期待の新鋭として話題を呼んだ。

 一方の大花竜は近畿大学時代に国体成年個人ベスト16に入り、三段目最下位格付出資格を得て五月場所でデビューした新たな大器。青森県十和田市出身、平成13年(2001年)生まれの22歳で、身長175センチ・体重160キロと上背はないが重量級。五月場所ではやはり6勝1敗の強さを見せており、こちらも将来有望な若手力士だ。

 七月場所ではともにこれまで無傷の5連勝を遂げていた両者。ついに実現した十一日目の直接対決で土俵に姿を現すと、ABEMAの視聴者も「きた」「がんばれー!」「優勝候補登場」「未来の関取戦やね」「この取組楽しみにしてた!」とざわついた。

 だが全勝対決は予想外の結末を迎えた。立ち合い頭を下げて当たった伊波が即座に左上手を取ると、息もつかせぬスピードで豪快な上手投げを決めた。160キロの大花竜は何もできず派手に転がって土俵下へ。一瞬の決着に観客から「おお!」とどよめきが発生し、拍手も沸き起こった。伊波は6連勝となる勝ち星。敗れた大花竜は1敗目を喫した。

 “怪物若手力士”同士の全勝対決の予想外の一方的な決着に、視聴者も「なんやこれ!」「強っ!」「ぶん投げられた」「圧倒的優勝候補、散る」と騒然となっていた。
(ABEMA/大相撲チャンネル)

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