ベネッセコーポレーションがChatGPTなどの生成AIについて、全国の小学3年生から6年生、そしてその保護者に対して行ったアンケートの結果を発表した。
小学生の生成AIの認知度は「知っている=23%」「聞いたことはあるがどんなものかわからない=35%」「知らない=43%」であり、「知らない」の割合は前年より9ポイント減となっている。
小学生の生成AIの利用経験は「よく使っている=16%」「時々使っている=28%」「試しに使ってみたことがある=26%」「まったく使ったことがない=29%」という結果に。
保護者の意見は「積極的に使ってほしい=14%」「少し使ってみてほしいが52%」「あまり使ってほしくない=20%」「まったく使ってほしくない=4%」「わからない=10%」であり、肯定的な意見は去年より10ポイントアップしている。
アプリ開発・広告・アートなど幅広い範囲で活動するTHE GUILD代表の深津貴之氏はアンケート結果について「素晴らしい数字で将来が楽しみ」としたうえで生成AIの活用事例について話した。
「子どもたちは自分の好きなこととAIを組み合わせることで率先して使うようになるので、例えば『生成AIと一緒にポケモンカードの勝ち方を考えよう』などのように使わせることで確率的な領域に強くなるかもしれない。また、『どうして空は青いの?』など、子どもから溢れ出てくる疑問の数々に対しても『AIと一緒に考えてみよう』だったり、『親がこっそりAIに聞いてから答える』など、様々な活用方法がある」
子育てに大いに貢献できそうなAIだが、落とし穴はないのだろうか?
深津氏は「見落としを確認したり、別のアプローチを聞いたり、グチを聞いてもらったりなど、カジュアルに使う分には問題ないが、完全な正解を求めたり、任せっきりにしてしまうのは危ない。まずは親子一緒に『良い使い方』を学んでいく必要があるだろう」と述べた。
(『ABEMAヒルズ』より)
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