<大相撲七月場所>◇十二日目◇25日◇愛知・ドルフィンズアリーナ
幕内復帰を目指す十両十枚目・島津海(放駒)が、十両四枚目・朝紅龍(高砂)との立ち合いで2度続けて、かなり勢いよくつっかけた。2度目は天を仰ぎ「やってしまった…」というようなリアクションをすると、直後に「ごめん」と全力で謝罪。その姿、その表情に「謝ってるの可愛い」「本当に申し訳なさそうな顔」「立ち合いで決まるからな」などとファンが反応する一幕があった。
今年一月場所で新入幕を果たし、敢闘賞まであと一歩の活躍を見せるも、翌三月場所で怪我のため途中休場。十両に陥落して2場所目となる今場所では、幕内復帰を目指すなか、十一日目に4連勝で勝ち越しを決めるなど好調ぶりを発揮してきた島津海。十一日目までを終えて2敗の十両八枚目・白熊(二所ノ関)を星1つの差で追っており、十両優勝争いにも絡んでいる注目の力士のひとりだ。
十二日目は朝紅龍と対戦。1度目の立ち合い、島津海は手をつくと勢いよくつっかけてしまい、朝紅龍にぶつかると慌てて申し訳なさそうな表情をして「ごめん、ごめん」というように謝罪した。だが2度目の立ち合いでも島津海はつっかけてしまい、全力で前に出てから呼吸が合っていないことを察知すると天を仰いで「やってしまった…」といったリアクション、再び「ごめん」というように全力で謝罪した。
全力でつっかけ全力で謝罪するという、島津海の“勝ちたい”気持ちがにじみ出た立ち合い。さらに全力の謝罪に「なにこれ、かわいい」「謝ってるの可愛い」「本当に申し訳なさそうな顔」「謝り方がいいやつそう」とファンも注目。一方、「立ち合いで決まるからな」と理解を示す声も寄せられた。
立ち合いは3度目に成立。島津海は右四つに組むと、朝紅龍に左上手を取られるも、左を巻き替え得意のもろ差しになりながら全力で寄っていき、捨て身の寄り切りで見事勝利した。島津海はこれで9勝目を挙げ、2ケタ白星まで残り1番と迫った。敗れた朝紅龍は7敗目を喫した。
なお十二日目の取組では、十両優勝争いの単独トップに立っていた白熊が十両三枚目・北の若(八角)に上手投げで敗れて3敗に後退。十両の優勝争いは白熊、十両十枚目・獅司(雷)、島津海が3敗でトップタイに並び、4敗で十両九枚目・英乃海(木瀬)、十両十三枚目・伯桜鵬(伊勢ヶ濱)、十両十四枚目・藤青雲(藤島)が追いかける展開となった。(ABEMA/大相撲チャンネル)
■Pick Up
・キー局全落ち!“下剋上”西澤由夏アナの「意外すぎる人生」
・現役女子高生の「リアルすぎる日常」をのぞき見
・スポーツコンテンツに適したの“ライブ特化型広告”って何?