【スーパーフォーミュラ】第4戦(決勝・7月21日/富士スピードウェイ)
予選では、1番手の福住仁嶺(Kids com Team KCMG)に対し、約0.02秒差に迫った2番手の岩佐歩夢(TEAM MUGEN)が、決勝のスタートで失速。大幅に順位を落としてしまった。
岩佐は、2番グリッドからスタートしたものの、エンジン回転の落ち込みを感知してクラッチを自動的に切るアンチストールモードに入ってしまい、スタートから大幅に失速。エンジンストールは免れたものの、2番手からあっという間に12番手へと転落してしまった。
スーパーフォーミュラには、ハンドクラッチが2つ付いており、左のクラッチパドルはクラッチを切る/繋げる役割を持ち、右のクラッチパドルは、半クラッチの状態をコントロールする役割を持つ。
岩佐が経験してきたF2でもこの機構は同様だが、クラッチのバイトポイントやスロットル開度のアジャストなどは、エンジニア含めたチームで行われ、全てが噛み合っていないときちんとスタートを切ることはできない。
中山は、岩佐のスタートでの失速を見て、「クラッチの温度をスタートまでに何度まで上げて、どれぐらいアクセルを開けてということが、コースとか気候とかによっても変わって来る」「(その計算が)まだ4戦目で他のドライバーと経験の差があるというところで、ちょっと掴みきれていないところが、スタートの差に出てしまったのかなと思います」とコメントした。
(ABEMA『スーパーフォーミュラ2024』/(C)JRP)