実況者の叫びがツモの衝撃を物語っていた。Mリーガー、各プロ団体推薦者が出場する「Mトーナメント2024」セミファイナルB卓が7月27日に開催され、第1試合で松ヶ瀬隆弥（EX風林火山・RMU）が親倍満をツモ。卓が揺れるほどの豪快なアクションに、視聴者も悶絶した。
東3局、松ヶ瀬はトップ目鈴木優（U-NEXT Pirates・最高位戦）を追う状況。6巡目、ダブ東が対子になりイーシャンテン。ドラ3筒が1枚ある好形で、ダブ東をポンしてテンパイも良し、メンゼン進行でリーチも良しと、元料理人雀士の腕が問われるところ。
ダブ東が打たれないまま9巡目、松ヶ瀬に待望のその東が訪れテンパイ。1・4・7筒待ちで、ダマテンでも7700点。1筒がすでに3枚打たれているため、選択が難しい。松ヶ瀬は小考後、ツモって裏ドラ1枚あれば跳満となるリーチに踏み切った。小林が追っかけリーチでこれにぶつかり、さらに佐々木も仕掛けてテンパイと卓上は沸騰だ。プレーヤー解説を務めていた松本吉弘（渋谷ABEMAS・協会）も「いきなり大勝負だ！」と前半の山場に熱を込めた。
決着は14巡目、盲牌でアガリ牌を確信した松ヶ瀬が、腕を振り下ろし「ツモ！」。揺れる卓を見て実況の日吉辰哉（連盟）は「卓が倒れそう！」とびっくり。リーチ・ツモ・ダブ東・ドラ、さらに裏ドラが東に乗り、2万4000点が完成。視聴者は「ズドン！」「うわあああああ」「うらさーん！！」「まじかー！！！」「大事件やで」「あかんやろｗズルいぞ」と悶絶だ。松本は「また倍満アガってるよ、僕とやった時もアガってましたよ」と剛腕雀士が繰り出す技の破壊力に圧倒されていた。
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mトーナメント プロ麻雀リーグ「Mリーグ」初となる冠大会で個人によるトーナメント戦。現Mリーガー36人と元Mリーガーやタイトルホルダーなどプロ5団体からの推薦者24人、計60人で行われる。Mリーグの昨シーズン優勝チーム所属の4選手は、予選2ndステージからシード出場となる。全試合「Mリーグルール」で行われ、予選は1stステージ、2ndステージ、ファイナルステージに分けて行われ、それぞれ2位までが次のステージに進出。セミファイナル（ベスト8）、ファイナルを経て優勝者を決める。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
