将棋の藤井聡太竜王(名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)への挑戦者決定三番勝負第1局が7月29日に行われ、広瀬章人八段(37)と佐々木勇気八段(29)が現在対局中だ。三番勝負の勝者は、10月5日に開幕する七番勝負へ進出。広瀬九段が2期ぶりの番勝負出場となるか、佐々木八段が待望のタイトル初挑戦を決めるか。初戦を制するのはどちらか、大きな注目が集まっている。
広瀬九段は2005年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:5期)、順位戦A級(A級:10期)。タイトルは第31期竜王、第51期王位の計2期。棋戦優勝は新人王戦で1回。竜王戦は2022年の第35期に藤井竜王に挑戦したが、2勝4敗で敗退。今期は1組4位から決勝トーナメントに進出し、準決勝で山崎隆之八段(43)を破り挑戦者決定三番勝負へと進出した。
佐々木八段は、2010年10月に四段昇段。竜王戦2組(1組:2期)、順位戦A級(A級:2期)。棋戦優勝は若手棋戦の加古川青流戦に加えて、前期のNHK杯で藤井竜王を破り全棋士参加棋戦で初優勝を飾った。今期の竜王戦は2組で優勝を果たし自身3度目となる決勝トーナメントに出場。初戦で久保利明九段(48)、準決勝で佐藤康光九段(54)に勝利し初の挑戦者決定三番勝負へと駒を進めた。初のタイトル挑戦に向けて、強敵に挑む。
両者の公式戦対戦成績は、広瀬九段の4勝、佐々木八段の3勝とほぼ互角。前期の順位戦A級3回戦を含めて、現在佐々木八段が2連勝中だ。注目の三番勝負の初戦を制するのはどちらか。今後の戦いからも目が離せない。
持ち時間は各5時間、振り駒の結果、先手は佐々木八段。
【昼食の注文】
広瀬章人九段 オムハヤシ
佐々木勇気八段 生姜焼き定食
【昼食休憩時の残り持ち時間】
▲佐々木勇気八段 4時間32分(消費28分)
△広瀬章人九段 4時間3分(消費57分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)