【MLB】カブス 5-4 カージナルス(8月1日・日本時間2日/シカゴ)
カブスの今永昇太投手がカージナルス戦に先発登板。再三ランナーを背負うピッチングとなったが、6回には1死一塁の場面で鋭く曲がるスイーパーで空振り三振を奪うと“どうだ”と言わんばかりの仁王立ちを見せるシーンがあった。
1-1と同点の6回、今永は1死からヒットを許し、打席に6番のドノバンを迎えた。今永はストレートとスプリットでドノバンを追い込むと、5球目にスイーパーを投げ込む。切れ味鋭い変化球でドノバンを空振り三振に仕留めると、今永は気合十分の仁王立ちを見せた。バットが空を切ったドノバンも、その変化に驚いたように目を見開くと“お手上げだよ”とでもいわんばかりの表情を見せていた。
今永といえば空振りを取れるストレートと低めにコントロールされるスプリットが持ち味。この2球種で実に投球の87.5%を占めるが、ときおり見せるスイーパーも武器のひとつ。この試合でも効果的にスイーパーを使い、三振を奪っている。
この打席でも、今永がドノバンを追い込むと実況を務めた節丸裕一アナウンサーが「追い込むとスイーパーがある」とコメント。解説を務めたオカモト"MOBY"タクヤ氏も「左打者にはありますね」と言及すると、その通りの展開で見事空振り三振を奪った。
奮闘した今永だったが、味方が勝ち越した直後の7回に2ランを被弾し逆転を許すと、2死後にツーベースを打たれたところで降板。敗戦濃厚のカブスだったが9回にベリンジャーのソロ、スワンソンのタイムリーで同点に追いつくと、代打トークマンが劇的なサヨナラタイムリー。今永の負けを消す劇的勝利となった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)





