ある意味、シリーズ屈指の“衝撃的なラスト”と言えるのかも!?アニメ「ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎」のエンディングで見せた石川五ェ門(CV:井上真樹夫)のびっくり顔は、普段のクールな佇まいとのギャップにキュンとすること間違いなしだ。
【映像】心が折れた五ェ門に待っていたまさかの結末(1時間26分41秒ごろ〜)
アニメ「ルパン三世」シリーズは、神出鬼没の大泥棒・ルパン三世とその仲間たちの活躍を描いたモンキー・パンチ氏による漫画が原作。テレビシリーズや劇場版のほか、不定期で放送されるテレビスペシャルも人気を集め、冒険活劇の金字塔として老若男女に愛されている。
ルパンの仲間である石川五ェ門は、剣の道を極めるためにひたすら修行の道を歩む誇り高き剣豪だ。愛刀の斬鉄剣は、鉄をも斬ることができる。しかし、1990年に放送されたテレビスペシャル第2弾「ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎」の冒頭では、仏僧から“斬鉄剣でも斬れないもの”の存在を教えられた。
その斬れないものとは、お宝である“ヘミングウェイ・ペーパー”が納められた“パンドラの箱”だ。岩や戦車を両断する斬鉄剣でさえも、パンドラの箱には刃が立たず……。物語のエンディングになっても、五ェ門は箱を斬ることができていなかった。
ルパン(CV:山田康雄)たちが「まだやってんのか」と呆れるなか、五ェ門は「斬れるまでは日本へは帰らんぞ。絶対にだ」と何度も全力で剣を振った。それでも箱は斬れず、五ェ門は、「やはり無情だ……。いくら斬鉄剣と言えども斬れんものがあったのか……」とへたり込んだ。しかし、「クソ……」と投げやりに刀で軽く叩いた瞬間、箱は真っ二つに。予想外の事態に、五ェ門は「はぇ!?」と目を丸くした。
いつもクールな五ェ門の落ち込んだ様子、そしてコミカルな驚き顔は、アニメファンの間でも「顔がかわいすぎる」「斬れなくて『くそぉっ』って拗ねるところたまらん」「普段よりお茶目でキュート」と評判で、五ェ門をめぐる影の名場面と言えるかもしれない。
原作:モンキー・パンチ(C)TMS