将棋の順位戦A級2回戦・中村太地八段（36）対増田康宏八段（26）戦が8月8日、東京・渋谷区の将棋会館で行われている。ともに開幕戦で白星を飾り、好発進を遂げている両者。注目の一戦を制し、連勝を飾るのはどちらか。本局の先手番は中村八段。
中村八段は、2006年4月に四段昇段。竜王戦5組、順位戦は今期がA級2期目となる。2011年に勝率一位賞、2012年に敢闘賞と連勝賞、2013年には名局賞を受賞。2017年度の第65期王座戦で羽生善治王座（当時）を3勝1敗で破り、初のタイトルを獲得した。今期のA級では、開幕戦で名人経験者でタイトル31期の強豪・渡辺明九段（40）に勝利。好発進を遂げた。
増田八段は、2014年10月に四段昇段。現在、竜王戦2組。2016・17年の新人王戦で優勝を飾った。順位戦は今期がA級初参戦。第81期にB級2組からの昇級を決めると、翌年の第82期には“鬼の棲み処”とも例えられるB級1組を一期抜け。勢いそのままにA級初戦ではタイトル戦常連の振り飛車党エース・菅井竜也八段（32）から白星をもぎ取った。
両者の公式戦対戦はこれまでに5局あり、そのすべてを増田八段が制している。約3年ぶりの対戦となる本局は、中村八段の先手で「角換わり」の出だしに。両者がどのような構想を描いているか、今後の進行から目が離せない。
持ち時間は各6時間。
【昼食メニュー】
中村太地八段 チキン山椒焼き
増田康宏八段 鶏肉と夏野菜のヤンニョム炒め
【昼食休憩時の残り持ち時間】
中村太地八段 4時間31分（消費1時間29分）
増田康宏八段 5時間53分（消費7分）
（ABEMA／将棋チャンネルより）
