【WWE】RAW（8月5日・日本時間6日／メリーランド・ボルチモア）
元王者を160キロ超えの巨漢レスラーが背後から襲撃。全体重を乗せた狂気のボディプレス“6連発”に元王者はもがき苦しみながら吐血。抗争の外から突如現れた思わぬ伏兵の暴挙に会場が静まり返った。
前WWE世界王者セス・ロリンズが登場するも背後から”巨漢レスラー”ブロンソン・リードが襲撃。大暴れの末に何度も巨漢を浴びせるボディプレスをトップロープから次々と投下。復帰目前と言われていたセスが、リング上で苦悶し、吐血する大惨事を受け会場にショックが広がった。
ノーマークだった男の大暴走劇だった。週末の「サマースラム」でドリュー・マッキンタイアとCMパンクの決闘で介錯人としてレフェリーを担当したものの「オレ様ルール」を連発。この日は敗れたCMパンクとの一触即発のシーンにマッキンタイアも加わり、パンクとの抗争“第二章”の幕開けに盛り上がりを見せた。そんななか、事件は起きた。
マッキンタイアを追うパンクがバックステージに消えた直後。どこからともなく、この抗争とは全く関係ないリードが背後から体当たりでセスを襲撃。反撃を受けながらも「デスバレードライバー」から「セントーン」2連発と、近年さらに増量し160キロオーバーといわれる肉体で元王者を蹂躙。
まだまだ暴れ足りないリードは、トップロープから得意の”体重全乗せ弾”「（ツナミ）ボディプレス」を投下。さらにトップロープを駆け上がるリードは2度目の圧殺劇。
グロッキー状態のセスにメディカルスタッフやレフェリーが駆け寄り、一度はリングから降りたリードだったが、何を思ったか再び猛ダッシュでトップロープに駆け上がると3度目の”追いスプラッシュ”。
160キロの肉塊の空中投下に、セスを囲むスタッフも散り散りに退散したスタッフたちも「これはヤバいぞ…」と不穏な空気。解説が「もういいでしょう…」と呆れる声のなかリードが周囲の制止を無視して4度目の160キロ弾。さらに5発、6発…とハイになりながらボディプレスを浴びせ続けた。
「重いだけ」といえばそれまでだが、連続で危険なプレスを受け続けたセスはリング中央で悶絶。ファンからは「大災害だ」「おいおい、止めろよ」「せんべいになるよ」「潰れる」「内蔵破裂しそう」「穴という穴から何か出そう」と悲鳴のようなコメントが相次いだ。
実況の清野茂樹アナウンサーも「口から何か出てますか？」と心配そうに状況を伝え、もりおの「内臓が心配ですね…」 というコメントとほぼ同時にマットに吐血。このところの冷遇に対して「オレのやり方がある」とアダム・ピアース「RAW」GMへ”犯行予告”していたリードの思わぬ凶行に会場は騒然となった。（ABEMA／WWE『RAW』）
