【MLB】ドジャース 4-1 パイレーツ(8月10日・日本時間11日/ロサンゼルス)
新人賞候補筆頭にあげられる最速164キロ右腕・スキーンズ投手とドジャースの大谷翔平が対戦。試合での打席を振り返り、解説者の五十嵐亮太氏が「HRは出るんだけど…」と言及。三冠王獲得の鍵を握る首位打者争いのポイントを分析した。
9日(日本時間10日)に行われたパイレーツ戦で、3試合ぶりとなる第35号アーチを放った大谷。同試合終了後には、ホームランと打率でナ・リーグトップに立ち、打点でも1位のオズナに6点差に迫るなど三冠王への期待が高まっていた。
しかし現在は決して状態がいいわけではない。5日(同6日)のフィリーズ戦で第34号のホームランを放って以降は、10打席連続凡退。第35号ホームラン以降も5打席連続凡退に倒れるなど、ホームランは出てもヒットが出ない状況だ。実際に8月の月間成績は36打数6安打、3本塁打で打率.182と、今季最も悪い成績を残している。
10日(同11日)のパイレーツ戦では、新人王最有力と言われる若手右腕・スキーンズの前にても足も出ず。150キロを超えるストレートや鋭く落ちるシンカーを武器とするスキーンズの投球術に翻弄されて2三振を喫した。
この試合の解説を務めた五十嵐氏は「相手がスキーンズだっただけに、打つのは簡単ではない」と前を気をしつつ、この日の大谷の打席で気になったポイントを挙げた。
1つがボール球に手を出すシーン。「タイミングを合わせられずにボール球に手を出してしまった」と解説するように、3回の第2打席では外へ逃げていくシンカーを追いかけてしまい、バットが空をきった。
そしてもう1つが甘いコースの対応だという。「そんなにインコースへ厳しい球を続けて投げられているかといえば、そうではなかった」というように、大谷との対戦でスキーンズがインコースに投げ込んだのは、初回の1球目だけ。五十嵐氏も「初球厳しいところに決まりましたね」と称えたように完璧な一球だった。
しかしそれ以降は、基本的にアウトコースの出し入れを中心とした投球に。中には甘い球もあっただけに、それを逃さず打ち返さなければ「ホームランは出るけど打率を残すのは難しい」と苦言を呈している。
なお、この日3打数無安打に終わった大谷は、打率3割こそキープするもパドレスのアラエス、プロファーの2人に抜かれてナ・リーグ3位に。明日の結果次第では、4月5日以来となる3割陥落となる。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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