【MLB】カージナルス 5-2 ドジャース(8月17日・日本時間18日/セントルイス)
ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でカージナルス戦に先発出場して4打数1安打、1本塁打。5回に今季38号を放ち、カージナルス相手の一発で日本人初のホームラン全30球団制覇を果たした。ドジャースは大谷が先制のホームを踏んだものの、ヌートバーを擁するカージナルスに競り負けた。
ドジャースの先攻で迎えた試合、大谷はカージナルスの先発ニール・パランテ投手と対戦。第1打席はカウント7球粘ってカウント3-2からの8球目のストレートを見極め、四球で出塁した。さらに続くムーキー・ベッツの打席で、今季36個目の盗塁に成功。さらにベッツの放ったレフトフライの際にタッチアップも決めて三塁に到達。そしてフリーマンのセンター前ヒットで先制のホームを踏んだ。
第2打席は3回表、無死走者なしの場面。2球続けてストレートを空振りして早々に追い込まれると1球ファールで粘って、カウント0-2からの4球目、81.0マイル(130.3キロ)のナックルカーブに手が出てスイング。三振で凡退と思われたが、バウンドしたボールをキャッチャーが後逸したことで大谷はすぐさま一塁へ。珍しい振り逃げで2打席連続で出塁すると、さらに37個目の盗塁を決めてみせた。
5回表、2死走者なしで迎えた第3打席に魅せた。カウント1-1から、パランテの投じた3球目、80.3マイル(約129.2キロ)のナックルカーブを体勢を崩し気味に捉えると、打球はライトへ一直線。スタンド手前の敵地ブルペンへ飛び込む第38号となった。
ここまで直近18打数1安打と状態を落としていたが、打球速度111.9マイル(約180.1キロ)、飛距離384フィート(約117メートル)、さらには角度21度という、不調を打ち破るような目の覚める弾丸アーチとなった。
8月の13連戦は、8試合で6勝2敗とまずまずの成績を収めているドジャースは、この日も初回に大谷が生還して先制に成功。しかしその裏にカージナルスに追いつかれると、3回に逆転。5回に大谷のホームランで1点を返した裏にも再び1点を返され、最後は8回裏に1点を追加されて試合終了、2-5で敗戦を喫した。
ナ・リーグ西地区の他チームの状況は、ドジャースと3ゲーム差の2位につけるダイヤモンドバックスがレイズに1-6で敗れて一歩後退。同じく3ゲーム差で2位のパドレスは4回を終えて4-0でリードしている。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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