将棋の藤井聡太王位(竜王、名人、王座、棋王、王将、棋聖、22)に渡辺明九段(40)が挑戦する伊藤園お~いお茶杯第65期王位戦七番勝負第4局は8月20日、佐賀県唐津市の「洋々閣」で2日目の対局を行っている。注目の一戦は、藤井王位が優位に立ち進行。解説棋士は「藤井は不満なところがなく、順調に進んでいる」とコメントした。
唐津市を舞台に争われている注目の第4局。対局2日目は、渡辺九段が前日に封じた一手の開封から幕を開けた。2時間37分を投じた封じ手は、角を逃げる一手。再開後、勝負所に突入すると激しい攻防戦へと展開していった。
伸び伸びとした攻めを繰り出す藤井王位に対し、渡辺九段にはわずかに誤算が生じていたか、やや苦し気な表情を見せる場面も。ABEMAの中継に出演した王位3期の深浦康市九段(52)、佐藤紳哉七段(46)は「後手は不満なところがなく、順調に進んでいると思われる」「藤井王位の優位が広がった」と印象を語っていた。
本局で藤井王位が勝利した場合シリーズ成績が3勝1敗となり、防衛5連覇とともに獲得する「永世王位」にあと1勝と迫ることとなる。藤井王位はすでに「永世棋聖」の資格を獲得しており、2つ目の大偉業達成にも大きな期待が寄せられている。このまま勝利へ突き進むのか、挑戦者の渡辺九段が反撃を繰り出し流れを変えるのか。今後の展開からも目が離せない。
持ち時間は各8時間。
【昼食の注文】
藤井聡太王位 佐賀牛ロコモコ
渡辺明九段 佐賀牛シャトーブリアン丼
【昼食休憩時の残り持ち時間】
▲渡辺明九段 2時間15分(消費5時間45分)
△藤井聡太王位 2時間52分(消費5時間8分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)