ロリータファッションに身を包み、配信放送をしているこの方。あまりの可愛らしさに「絶対に加工だ」「ひょっとしたらAIか?」と疑った『ABEMAヒルズ』のスタッフ。
取材を申し込んだところ、高度な加工などが難しいとされるZoomの画面に現れたのは、X上での投稿と全く変わらないお人形のような姿。そして性別を尋ねると…
「ばりばりの男。結婚しているし、公表もしている。娘も2人いる」
谷琢磨さん(46歳)は、2人の娘がいるお父さんなのだ。加工を疑うスタッフの前で激しく動いてみせるが、フィルターが外れる様子はない。そう、谷さんは実写でこの風貌なのだ。
お人形のようなお父さんだが、2人の娘はどう思っているのか?
「子どもたちも生まれた時からこうだったので、当たり前になっている。2人とも娘だったので、こういう格好を『可愛い』と言って、今はキャラクターのようにかわいがって楽しんでくれている」(谷さん、以下同)
整形や加工はなく、メイクだけでこの美貌を作り出している谷さん。娘たちからは好評だというが、なぜこのような女装ファッションを始めたのだろうか?
「明確なきっかけがある。撮影を予定していたモデルの女の子が突然熱を出してしまい、人が足りなくなったところ『谷君、体が小さいから多分着れるよ。フォトショップで直すからお願い!』と頼まれた」
約10年前に女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、プライベートでも女装ファッションを楽しむようになった。音楽関係の仕事をしている関係上、この格好で表舞台にも立っている。
とはいえ、AIなどの技術が進んでいる中で、アバターや加工などを利用しないのだろうか?
「(SNSの写真は)基本的にフィルターをかけたり、明るさを変えたりはしている。可能なら全部AIに頼って生きていきたいが、人前に出てステージに立つ仕事なので、やはり現実の自分を見てもらう必要がある。現実世界でもAIが広まる世の中になったら、少し考えるかもしれない」
あくまでAIや加工ではなく実写にこだわっている谷さんは、AIに頼らずに美への探求を続けている。
「元からひげはほとんど生えないが、体の腕などは脱毛した。整形はしていないが、美容皮膚の施術は受けた。整形手術をすると2〜3カ月休まなければならないため、仕事上難しいが、リフトアップは興味がある。年を取ると口角が下がりほっぺたが落ちてくるので、顔の横をぎゅっと引き上げてみたい」
谷さんについて、経済愛好家/コラムニスト/ニューレディの肉乃小路ニクヨ氏は「綺麗に仕上がっていて羨ましい」とした上で「女装はハマる」と熱弁した。
「普段は男とか女、それぞれの微妙なヒエラルキーの中で日常を送っているが、女装などを通して“ジェンダーの枠からはみ出る快感”が得られる非日常を味わうとやめられなくなる」
さらにニクヨ氏は女装・男装の利点について「例えば女装をすることで、実際に女性になれるわけではないが、『女性ってこんな風に周りから接せられるんだ』と自分以外の性に対して理解が進み、俯瞰して見えるようになる」と説明した。
(『ABEMAヒルズ』より)
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